町中華で飲ろうぜ【錦糸町 菜来軒】
シリーズ化したと思わせて全く更新されていないおとうふ酒場放浪記。
記事にはしていないが、順調に酒場を放浪しています。
吉田類様の「酒場放浪記」も好きだけど、玉袋筋太郎の「町中華で飲ろうぜ」も捨てがたい。
結構ロケハン的な事しちゃってます。
そんな訳で今回訪れたのは、錦糸町と両国の間に位置する町中華「菜来軒」。
ランチタイムは11時半〜14時、意外とどの最寄駅からも遠く、間に合うかなぁと心配しつつ13時20分頃入店しました。
先客はおらず、お店のおじさんがご近所さんと世間話しながら店先でキャベツを切っておりました。
「ひとりです〜」と告げると、お店のお母さんが「暑いから奥の涼しいとこどうぞ」と招き入れてくれた。
この日は、36度のとろけそうな日。
に反して熱々のおしぼりが出て来て更に汗が止まらない。
こんな日はビール飲むしかないよね。
座るなり「ビールください!」とお母さんに注文すると「中瓶?大瓶?」と。
小さなグラスなのでふた口くらいで飲み切ってしまう。
36度のとろけそうな日の中汗だくで歩いて来た為、五臓六腑に染み渡る。
このお店の名物は五目炒飯。
「町中華で飲ろうぜ」や「マツコの知らない世界」でも取り上げられ、放送翌日には長蛇の列が出来たとか。
また、77歳の名物お母さんがひとりで切り盛りしてる事で有名だったが、私が来店した時はご夫婦と思われる方と男性の3人でやられていた。
世代交代かな?
店内にはメニューの他、テレビで取り上げられた時の写真やステッカーも貼ってあった。
⑤ランチセットのチャーハン+半餃子も迷ったが、私はどうしても五目炒飯が食べたかったので単品で注文。
五目炒飯と餃子を注文すると、旦那さんらしき方が店先のキャベツ切りを中断して炒飯を作り始めてくれた。
程なくして熱々のスープが着丼。
長ネギが入っていて程良い塩気のスープが、汗をかいて塩分を失った身体に補給されて行く。
続いて名物の五目炒飯が着丼。
取り敢えずビジュアルが強い。
しっかり炒められた炒飯の上に、しっかり火を通した卵・蒲鉾・焼豚・海老が鎮座している。
五目って事はあと何かな?
長ネギ?なると?そうなると六目になるなぁ…とどうでも良い事を考えながらいただく。
焼豚自体も味がしっかりしていて美味しい。
卵を崩してお米と一緒に食べるも良し、焼豚をそのまま摘んでビールのつまみにするも良し、レンゲに炒飯を乗せてスープにつけて食べるも良し、と飽きずに最後まで食べれそうなポテンシャルだ。
炒飯を1/3食べた頃に餃子が出来上がった。
大ぶりの餃子が6個。
焼き目はパリッとしているが皮はもちもちな印象。
野菜たっぷりでニンニクは控え目な上品な味だ。
ひと口で行けなくもないがふた口で行くのがベストな大きさ。
ビールもお米も進む君だ。
餃子が来た頃に女性のおひとり様が来て⑤のランチセットを頼んでいた。
その後男性のお客さんが来てまたまた⑤のランチセット。
常連は⑤なのか…
その後13時40分頃に問い合わせの電話が。
店主の方が「今日は餃子の仕込みがあるからランチは14時で閉めますよ」と説明していた。
店先の大量のキャベツは餃子用なのか。
確かに餃子はボリュームがある様に見えて意外と6個ぺろりと食べれてしまった。
14時で締めると言われたのにその後13時50分過ぎに図々しく来店した2人組と入れ替わりで会計をした。
ちなみにその2人組は①のチャーハン+半ラーメンセットを頼んでいた。
昼からビール大瓶に単品メニューを頼んでるけしからんやつは私です。
ビール大瓶 650円
五目炒飯 880円
餃子 500円
合計 2,030円
大変美味しく頂きました。
「ご馳走様でした。とても美味しかったです。」
と堅物っぽい店主の方に告げると、にこっ返してくれた。
餃子の仕込み、頑張ってください。