舞台感想 宝塚歌劇 花組 TOP HAT
ネタバレありの舞台感想です。
昨日、梅田芸術劇場でイープラス貸切り公演、花組TOP HATを観てまいりました。
あー、やはり、古い海外ミュージカルって好きだなあ。。。。
音楽も良いし、こねくり回さない素直なコメディは、ただただ、楽しく見ることができます。
ストーリーは人気者のダンサー、ジェリーが公演先のホテルでタップを踏んでいると、下の部屋に泊まっていたモデルのデイルがうるさくて眠れないとクレームをつけてくる。が、ジェリーはデイルに一目ぼれ。懸命に言い寄り、二人は良い感じになるのだが……
デイルはジェリーを友人マッジの夫と勘違い。そしてマッジの夫でプロデューサーのホレスはデイルを悪女だと勘違い。本性を探ろうと、ベイツに尾行させるが……
デイル専属のデザイナーアルベルトはデイルを守るとプロポーズし、傷ついたデイルはOKするのだが……
なんだかんだで、ドタバタするけれど最後はお決まりのハッピーエンド。
映画のように映像ではじまるので、ワクワクしますね。
ちなみに、幕間は、長時間映画みたいにINTERMISSIONってなるのもいいですね。
で、プロローグのタップダンス。
ステッキも使って軽快に踏まれるタップはもう、こちらも足踏みしそうです。れいちゃんのキラキラ衣装に、キラキラのダンス。
これぞ、タカラヅカ!!
れいちゃんのちょっと軽くて、でも誠実で恋にまっしぐらな感じと、まどかちゃんのちょっとすかした感じの可愛らしさを持つ大人の女性がぴったりでした。二人のダンスコンビネーションもすばらしく、まどかちゃんのダンスがれいちゃんにひけをとらないのはすごいです。やっぱ、高めあうんですねえ、トップ同士は。
マイティと音くりちゃんのコンビも、安定の達者ぶり。マイティのダンスが少なめなのが、残念でしたけれど芝居が上手い。
音くりちゃんは、マッジの動じないキャラクターを見事に演じていましたね。タップダンスでも見せてくれて、何でもできるお方だわ。
ホッティーのアルベルト。見事な側転で、ジェリーに挑戦を挑むところなんて、笑えます。もう、ぶっとんだ役を楽しんで演じていましたね。
そして輝月ゆうまさんのベイツ。色々な顔を見せて笑いをとるのは、さすがです。れいちゃん、マイティとの95期のやりとりが、なんとも楽し気で最高です。
イープラス貸切りということで、いろんなところで「イープラス」が入るのだけど、一之瀬くんがチップをねだるためにTの字を空中に書くのだけど、それを見間違えて「いーぷらす?」って言うの好きだったな。
娘役がパンツ姿でタップ踏むのもかわいいし、大体トップハットにケーンにタップって、ヅカオタの大好物ですものね。
あっという間に終わるけど、たっぷり楽しめるごきげんなミュージカルでした。おすすめです。
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