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舞台感想 宝塚歌劇 月組全国ツアー公演 琥珀色の雨にぬれて Grande TAKARAZUKA 110!
友会が全国ツアーを当てて下さったのは、初めてではないだろう?
ああ、ありがとうございます。
北陸新幹線が敦賀までつながって、金沢が近くなったので、金沢公演に行くのは、めちゃ嬉しい~
一日目は、金沢21世紀美術館に行って、金沢おでんを食べて、人気のチョコレート屋でお茶して、金沢歌劇座でヅカ友さんと合流して観劇!
翌日はヅカ友さんと近江町市場で海鮮丼を食べる!
という計画を立てまして、目いっぱい遊びました。
観劇旅行記はこちら
宝塚歌劇 金沢観劇旅行|おとぼけ男爵 (note.com)
柴田作品「琥珀色の雨にぬれて」
2017年の雪組版を映像で拝見しました。
ステキだった。
物語は、侯爵で元軍人のクロードが森で出会ったシャロンに一目ぼれしてしまうという壮大な一目ぼれ物語。
フランソワーズという婚約者がおり、フランソワーズの兄と事業を始めようという状況なのに、クロードはビビビと電気が走るように、シャロンに恋してしまうのです。
海外の文豪作品のようなクラシックな物語は、柴田先生らしいです。
それに、曲も全部良くって、名作といわれて再演が繰り返される作品はやっぱり違うなあ~って感じます。
曲が良いというのも、柴田先生が色々と指示や希望を出してつくっておられたからなのかしら?って感じます。想像だけど……
さて、色気満点のちなつさんが、クロードをどんなふうに演じられるのかなあ~って想像して、期待大です。
冒頭、白と黒のモノトーンの衣装で男女が華やかに踊り、
色のついた衣装になると物語が始まる。
ステキ~ ワクワクする~
クロードがシャロンに一目ぼれしてしまうシーン。
私は、クロードが少年のように見えました。
無垢で純粋で、シャロンの魂に惹かれたかのような幼い恋。
私にはそんな風に見えて、意外でした。
だって、大人の男って感じのちなつさんですもの。
でも、私にはそんな子供っぽさが、婚約者の存在を軽んじてしまう理由のように思えました。無邪気な裏切りって感じでしょうか?
ま、これは私の感じたことで、全然違う見方をしている方もおられると思いますがね。
でも、シャロンに溺れていくクロードは、徐々に大人の男に見えてきます。だからこそ、シャロンがいなくなってしまうと、あっさりフランソワーズと結婚できたのかしらねって納得です。
住む世界が違うからこそ相手が魅力的に見える。
住む世界が違うからこそ壁が立ちはだかる。
住む世界が違うからこそ別れを受け入れてしまう。
人間のままならぬ感情を様々に感じられる、物語でしたね。
ルイのやんちゃっぽさや、銀行家の余裕のあるエロ親父っぷりは、さすが!って思いました。
マイティ、戦でやんちゃを学んだか?
りんきらさん、あの余裕は専科ならではなのでしょうか?
いやあ、素晴らしいです。
そして、シャロンの天紫珠李ちゃん。
綺麗やわ。もう、本当に綺麗だから一目ぼれされるのわかるわ。
もう、その美しさがすべてを納得させるわ。
フランソワーズの白河りりちゃん。
被害者なのに、気の毒に思えないのがいいわ。この三角関係ってフランソワーズが可憐な被害者になっちゃうと成り立たないように思うから、小憎らしい感じが凄く良かった。でも、クロードを愛しているから、切なさもあって上手いよね。
本当に、月組はお芝居上手。
集中して、入り込んで観ることができました。
とても良かったと思います。
そして、ショー!!!!
ちなつさんが真ん中になるとこんな風になるのか~
今までは、色気を押さえていたのか~
そうか、トップさんに遠慮して、色気を押さえていたのね~
会場の観客全員「俺の女」って感じの煽りっぷりで、まいった。
私は、通路から遠いお席だったから、最初からジェンヌさんにタッチすることなど諦めていたのです。
けれど、ちなつさんの煽りっぷりがすごいから、月組組子の面々もテンションあがっちゃって、通路側以外の人にもどんどんタッチしちゃう!
私の左隣の方は(通路から6人目よ!)立ち上がって手を差し出して見事にタッチ成功なさっていたから、もう、無礼講じゃ~ なんでも、ありじゃ~
コロナ禍が終わり、世の中が平和になったのだなあってちょっと感慨深かったです。
れいこさんの烏帽子姿が美しかった「雪月」のシーンは、りんきらさんと、ちなつさんの初舞台以来の同期共演で、胸アツ!
お芝居、ショー共に、目が離せなかったのがぱる君です。
昔は地味な感じだったのに、今はめちゃくちゃ華があって、かっこよくて、目を奪われました。
「華やかさ」が急成長っていうのは、大事!
これからも、ぱる君から目が離せません。
下級生では、七城雅君や一輝翔琉君に目を奪われて、いやあ、かっこいい子多いなあ~
マイティも素敵だったのだけど、ショーではちなつさんの輝きが凄すぎて、お芝居のような存在感は感じられませんでした。
恐るべし、トップスターの輝き!
もう、秒で終わってしまって、あまり記憶が定かではありません。
でも、楽しかった~
そして、周りの観客のはじけっぷりが、見てて面白かった~
ご挨拶で、ちなつさんが、
「金沢の美味しいもの食べました。ルビーロマン頂きました」
とおっしゃって、ああ!っと思った私。
たしか「ざわつく金曜日」で値段当てしていたぶどうではないですか!
確か、一房1万6千円と言っていた気がする、あの「ルビーロマン」
ちなつさん、お食べになったんだ~ ああ、私も食べたいな~
本当に、中身の濃い、楽しい観劇でした。
楽しかった~
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