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舞台感想 宝塚歌劇 星組公演 「記憶にございません」「Tiara Azul 」  

久しぶりの観劇でございます。

8月は、お盆の行事もあるし、月末に父の法事もあるので観劇予定を入れていなかったのですね。
いやあ、入れてなくて良かった~

だって、「コロナ」にやられちゃったから。
いやあ、まいりましたコロナウィルス。
きっつい、ウィルスですわ~
もう、ぐったりですよ。ぐったり。
眠れないし、倦怠感あるし、体中痛い上にピリピリと神経痛までする。
食欲もなかなか戻らない。
5日間で体温は、36度台になったけれど、平熱が36度未満の私としては、36.5度でも微熱状況なのです。だから、熱はないけどダルいって状況が10日程続きました。
通常の状態に戻ったのは、2週間くらいしてからです。まいった!
このウィルスに感染して気づかないとか、普通の風邪程度でおさまる人が相当数おられるというのが信じられない。なんて強力な免疫力をお持ちなのだろう……免疫力の足りない自分が悲しい……
ああ、もう、かかりたくない……

本当に、予定を入れていない二週間だったので良かった。
無事に法事も終えて、久々の観劇が星組公演イープラス貸し切りです。

イープラスの貸し切りってねえ、SSやSだけの申し込みはできないでしょう。だから、必ずB席を入れるのですけれど、このところB席続き。
最近の戦績、B席 全ハズレ B席ですからね。
ちょっと、酷くない? SSとは言わんが、Sくらい当ててよ!
ムラに行く交通費だってそこそこかかるんだぞ~

でも、宝塚大劇場のB席は遠いけれど、観やすい。
改めてコスパのよさを感じます。

さて、マイ初日。
映画「記憶にございません」は随分前に観たので、内容は知っております。面白かったな。さて、これがどんなミュージカルになるのか?
石田先生だけど、あまり悲惨な声は聞こえてこないので楽しみ~
開演アナウンスから笑わせてくれて、なかなか期待できるぞ!

笑えるポスターや、民衆やスーツの群舞や、大階段の赤絨毯に並ぶ閣僚や、選挙キャンペーンをする田原坂や、選挙カーの上の総理とか。
冒頭、楽しい~
献金マンボ! なかなかよろしい。

そして、なんといっても振り切ったひろ香祐さんのバーコードハゲ!!

先日OSKで寅さんを演じた桐生麻耶さんのはまりっぷりに驚いたけれど、それでもモテモテの寅さんだったわけですよ。
ちなみに、OSKの感想はこちら
舞台感想 OSK日本歌劇団 レビュー in Kyoto|おとぼけ男爵 (note.com)

でも、タカラジェンヌの迷いのないバーコードハゲや大工の扮装に「モテ」要素は全くないわけです。
これまたぶったまげました。
もう、楽しんでやっているよね。

「イープラスでチケットとって推し活してる」とかってアドリブも貸し切りならではで楽しい!

「萩の月」をお茶菓子に用意しているって笑いポイントもなかなか良い。
石田先生の笑いって、ダメな場合もあるんだけど、今回は総じて良いのではないかい。
最後の、記憶を失くした総理に「インドで自転車直したのを忘れたの?」をはじめとする過去作品ネタを並べて、最後に「覚えてるよ」ってなる流れはさ、今は笑えるけれど、なこちゃんの卒業が近づくと泣き笑いになるだろうなって思えて、なかなか上手いって思いました。

以前から、石田作品は、ちょっと苦手な私です。
今回も、冒頭30分くらいは楽しいんだけれど、だんだんトーンダウンしてくる感じは否めなかったし、物語の進め方やひねりのないセリフに不満もある。けれど、まあ、上手くまとめたなって感じがします。
それに、タカラジェンヌにあんな振り切った扮装を楽し気にさせてしまうのは、石田先生の人徳かなあって思います。
だから、三谷幸喜さんには作れない、宝塚愛にあふれた作品ではあったと思います。
でも、ちょっと、三谷幸喜さんがタカラジェンヌで作ったらどんな作品になるのだろう?って興味ありますけれどね……アリエナイコトダケレド……

そして、ショー。
竹田先生の大劇場デビュー作品。

ショーをやりたかった竹田先生の渾身の作品と耳にしておりました。
奇をてらうことなく、力むことなく、綺麗に仕上げておられたと思います。
カーニバルの一日、彼女に振られた男と彼に水をかけられた女が出会い恋に落ちるというストーリー性のあるショー。 
一度ではそのストーリー性がわかりにくかったので、何度か観るうちに感想は変わるかもしれません。

なこちゃんご卒業ということもあって、なこちゃんとこっちゃんのダンスもふんだんに楽しめます。
それに、ダルマ好きの私にはうれしいダルマ祭だ。なこちゃんや男役のダルマに、テンションあがっちゃいます。

銀橋に置かれたティアラをこっちゃんがなこちゃんの頭にのせる。
みっちゃんがふうちゃんにガラスの靴を履かせたシーンを思い出してしまった。なんて、ロマンチック。
ディズニープリンセスに負けない、宝塚のプリンセスの美しさ。

君は僕だけのプリンセスだよ。
今まで相手役ありがとう。
次の人生を祝して最後のプレゼントだよ。
なんて、勝手に王子様にセリフをつけております。
卒業間近になると号泣ものでしょうな……

楽しいショーでした。
まだ、竹田カラーというものは感じられなかったけれど、星組カラーのブルーが印象的だったので、竹田先生のショーは組カラー重視かも?と推測しております。

二階後方で、作品の全体を観させていただいたようなマイ初日でした。
あとムラでは二回観る予定なので、観る度に感じ方も変わる事と思います。

まずは、最初の感想でした。

過去の舞台感想はこちら
宝塚歌劇 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

宝塚OGさん出演の舞台感想はこちら
宝塚OGさん出演 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

宝塚以外の舞台感想はこちら
宝塚歌劇以外の舞台、映画感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)


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