人生の忘れものを、色が思い出させてくれる。
何かこう、どこかに忘れてきてしまったものがある。
小さいときは、憶えていた気がする。活かしていた気がする。それを生きていた気がする。
そんな「色」がある。
その「色」とは、「自分らしさ」であり、「個性」である。
「十人十色」とは言うけれど、自分の色を出して、活かして生きることはそう簡単なことではない。いつの間にか、世間体という色に、世の中の色に混じり、消され、自分の色が薄まっていく。失われていく。
色は単独で存在することはないから、必ず、背景色とのバランスの中にある。
それは、「人(ヒト)」と「人間」の違いとも言えるかもしれない。ヒトは、個々、人間は集合体、社会的な存在。
「今の職場は人間(にんげん)関係が上手くいかない」と言うけれど、「今の職場は人(ひと)関係が上手くいかない」とは言わない。人は、人間関係の中で生きている。
それと同じように、単独としての色は、それぞれ美しいけれど、周囲との関係性で、自分の色がうまく活かせない(キレイに見えない)、ということはある。
色が単独として存在することはない。
人が人間として存在するように。
さまざまな色(人)=ヒューマンが存在する中で、自分の色をどう生かすか。自分の色をどう生きるか。
そもそも。
\あなたの色、って、何色ですか?/
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