香りを添えて、色を贈る
わたしが好きな配色技法に、「重色目」(襲色目)(かさねのいろめ)というのがあります。「重色目」は、表の色と裏の色の組み合わせ。「襲色目」は、いわゆる十二単のようなグラデーションを言います。
色彩の勉強を始めてから、長いこと、この美しい色の世界に魅了されてきました。
わたしは、大河ドラマをほぼ見たことがないのですが、今、生まれて初めて、見ています。そう、「光る君へ」。
「源氏物語」や「枕草子」などを読むと、衣装や文の和紙の彩りを「季(とき)にあひたる」という表現がされています。
今、わたしが提供させていただいている「心葉」というサービスも、「重色目」「襲色目」のような色の表現をしています。
これはわたしの「重色目」とも言える、「魂魄」の色。
「重色目」は、配色に応じて、四季折々の草花や風景からとった美しい配色名がついています。たとえば、「紅梅(春)」「菖蒲(夏)」「女郎花(秋)」「枯色(冬)」というように。重色目に、それぞれ名前があるように、「心葉」の、330の色の組み合わせにも、「凛々(りり)」「秋闌く(あきたく)」など、「季にあひたる」名前をつけています。
そして、平安時代に和歌が詠まれたように、わたしも「色物語」を綴ってお届けしています。季節の言の葉を色と紡ぐ、100文字のラブレター。
これは、「心葉」の一部ですが、作業中、自分の目に入る場所(テーブルやホワイトボード)に並べていると、ものすごくテンション上がります。実に美しい。
襲色目では、同系色のグラデーションを「匂い(にほい)」と言いますが、まさに「匂い」です。
色で綴る自分史「いろがたり」は、十二単のよう。人生で重ねられていく色たち。
「石の十二単」、心葉ブレス、心葉ピアス、心葉ストラップ。
それに添えてお送りするのが、こちらの和紙に包まれたお香。
どの色の組み合わせが届くのか、楽しみにしていてください。
今日も心を込めて、「心葉」制作中です。
美しき色の世界が届いたら嬉しいです🌱
🌱生年月日から導き出す色とことばの贈り物
*今日も読んでいただき、ありがとうございました。
フォローやスキ、コメントくださったら嬉しいです💜
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