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『人に恵まれた人生』 シリーズvol.2「夢追い人は今を喰らう」

 平日の間にも何度も文章書きたかったのですが、読書時間の後に書くつもりが、気づいたら寝ていたという日々を過ごしていました。1週間があっという間です。
 最近は散歩にハマっています。川沿いに座り、ゆっくりとした時間を過ごします。17日㈭は満月だったので、絶対にここで月を見上げたいと思っていましたが、あいにくの雨。でも、今、私は空を見上げて、月明かりに照らされています。昔の人が月の光を頼りにしたのは納得がいくな、と一人感心をするほどの月明かりです。



vol.2「夢追い人は今を喰らう」

 出会ったきっかけはプロ野球です。私もその彼女も野球が好きで、よく球場に行っていました。ただ野球を観るだけでなく、一眼レフを使って写真を撮り、SNSに投稿をする、ということをしていました。1軍地であろうと2軍地であろうと、球場に行く人たちは、次第に互いの顔を覚えたり、話したりするようになります。仲良くなれば、そこから一緒に球場に行くようになって交流が増えていくのです。

 しかし、彼女と直接的に出会うまでにはとても年月がかかりました。お互いに年上の人に可愛がっていただくタイプで、共通の知り合いがたくさんいたのです。その年上の方々とお話をしていく中で、よく名前を聞く人こそが彼女でした。

 最初に会ったのがいつなのかは定かではありませんが、同級生ということもあり、急激に仲良くなりました。私は普段、野球を見に行く時などは年上の人たちと一緒というのがほとんどで、同級生というのはあまりなかったため、新鮮な気持ちでいっぱいでした。
 野球の話はもちろんのこと、大学の話や勉強の話、恋愛の話、将来の話など様々なことを話すようになっていました。

 そんな彼女は今、海外に住んでいます。コロナ禍という逆境にも立ち向かい、一生懸命に自分の夢に向かって努力しています。分析する力に富んだ彼女は、常に自分の状況を踏まえ、目標を作っています。いつも影響を与えてくれる人です。
 彼女と話していると、これもしたい、あれもしたい、といつも以上に前向きな気持ちになり、これから始めたいことを考えたくなるのです。一緒によく「おもしろいことしたいよね」と話しています。
 私はそれは好奇心に近いのですが、その好奇心を毎度のこと、くすぐってくれます。何かこれをしたいなと思いついたら、とりあえず言いたくなる相手です。

 ただ彼女も悩む。そこが大好きです。しっかりと悩む。考える。そういうところが好きです。感情も豊かな人だけれど、思考も大事にしたい人だから、そんなところが自分と似ているんじゃないかなと私は感じています。すべての思考が同じである必要はなく、その違いも一緒に言葉にできるから面白い。

 彼女は今、海外に住んでいると言いましたが、これもまだ通過点と考えているようです。もっとさらに、と高みを求める姿は本当にかっこいいものです。「今」がどんなに大変でも通過点でしかなく、「今」に生きるだけでなく、「今」よりももっとを求めているのです。
 だからといって、「今」を粗雑に扱っているわけではなく、最大限の力で今を生きているのだと思います。
 なんか、こう、今を「喰らっている」んですよ。

 Noteでこんなシリーズを始めたんだと伝えたら、次は彼女も何か始めると言っていました。気づいたら、互いに影響し合える関係になっていたようです。

 まだしたいことは尽きません。あと何年あっても足りないかもしれません。でも、今できることをたくさん見つけて、「おもしろい毎日」にしていきたいです。遠くても一緒ならできる気がします。



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