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インド旅3(バラナシへ)

朝は早く、インド国内線でバラナシへ移動するため、荷物を持ってロビーへ。
この日のために前日またパッキングしてたんですが、まさかの国内線の預け荷物の重さは15キロまで。国際線の20キロぎりぎりまで水を溜め込んできた私たちには必死で荷物を減らす作戦を練りましたが初日の1日で水が大量に減るわけもなく、ガイドさんと話した結果、あさってまた同じホテルに戻ってくるので、大量の水と一部の衣類などをデリーのホテルに預けて行くことにしました(笑)皆様も預け荷物の重さにはお気をつけください…。

デリーの空港に行くのでまた朝の渋滞に巻き込まれ、私は車酔いに苦しみます。
空港になんとかついたものの、しんどくてしんどくて。

8月15日はインドの独立記念日のため、いろんな人々が国内を移動します。この日はその前々日で、普段より国内線のセキュリティが厳しくなっており、手荷物検査が長蛇の列でした。そんな中、車酔いによる体調不良の私は立ってるのが限界で友達に寄りかかっていると、見かねたガイドさんがスタッフに声をかけて私だけショートカットして先に行かせてくれました。とはいえ、ここはインド。どこまで行っても割り込み割り込み(笑)ショートカットしても30分くらいかかった気がします。先に一人でセキュリティを通ってその先で座り込みながらガイドさんと友達を待ちました。

全員無事に合流して進むと、なんとドラッグストア発見。ガイドさんに手伝ってもらって車酔いの薬を買いました。効くといいな…と思いながら。

国内線は数分遅れただけで無事に乗り込むことができました、と思いますが、しんど過ぎて記憶がない(笑)エアインディアでしたが、とても綺麗な機体でした。機内では、お水とパッサパサのカレーパンと甘いマフィンのセットが出てきたのみで、少し寝ていたらあっという間につきました。

左がパッサパサの口の中の水分が持ってかれるカレーパンです。
お水に書かれているTATA(ターター)というのは、
インド内で有名な財閥だそうで、あらゆるところでその名前を見ます。

バラナシの空港はデリーに比べると古い感じでしたが、相変わらずトイレは綺麗でした。

バラナシ空港から出た、駐車場あたりのところ。
無言で荷物運んでお金もらおうとするポーターだらけです。

空港の外に出るとここで、インド発の物乞いに出会います。ただ、特に危ないとかはありません。この空港では直接的な物乞いに出会いましたが、インドでは車に乗っていると信号待ちで色んな人がものを売ったり、お金をもらったりしようと窓越しに話しかけたり、窓を叩いてきます。どれだけ長く攻められてもスルーしていれば特に危害が加えられることはありません。

空港の外でバラナシの担当運転手さんと合流して出発。まずは伝統的な北インドのカレープレートが食べられるインド料理屋へ。
ここでまたしても私は車酔い。デリーの空港で買った薬が全く効きませんでした…。本当に悲劇。吐き気としんどさと闘って、あらゆるカレーを味見しましたが、申し訳ないレベルでぜんぜん満足に食べられなかった自分を恨みます。

何が何だか種類が多過ぎて覚えてません(笑)
でも本当に美味しかったです。(あまり食べられなかったけど…)

その後、仏教4大聖地の一つといわれているバラナシのサルナート観光へ。またしてもここへの移動で車酔い。そして、ついにリバース(笑)これを見越して私はエアインディアの機内から何枚かエチケット袋を拝借しておりまして、その袋に助けられました。ここで汚い話ですが、事件の話をさせてください。
リバースしたその袋、車の中で持ってても悪臭でみんなに迷惑がかかります。はたしてこれはどうしたものか…と思っていたら、ガイドさんが「あそこにちょうどゴミ箱があるので捨ててください!」と言いました。え?どこ?と窓の外を見ると、ただの道端。ただの道端によくある海外の大きなプラスチック製ゴミ箱が置かれています。でもそれも満杯で溢れてその周りまでゴミの山になっている状態です。でもその真横を人々は歩いたりバイクで通ったりしているわけです。「え?あそこにこの袋投げるんですか!?」とパニクっていたら、「代わりに捨てましょうか?」とガイドさん。流石に自分のゲロを他人に捨ててもらうなんて申し訳ない、心を決めて窓からぶん投げました。あ、ちゃんと封してない…と思った瞬間案の定バッシャーン。私は自分で投げたにも関わらず、目を背けると友達も目を背けて爆笑してました(笑)こんな思い出、たぶんもう一生経験できないです。ガイドさんは「あそこはゴミ箱なんだから、ゴミをゴミ箱に捨てただけですよ。」と言って終了。いつまでも忘れられない光景です…。

気を取り直して、吐いたら少し楽になった私。その日の観光は「ダメークストゥーパ」と「ムールガンダ・クティ寺院」でした。ダメークストゥーパは大きな仏塔、ムールガンダ・クティ寺院は裸足で中に入り、中の壁一面に描かれている仏陀の一生の壁画を見ました。壁画を描いたのは日本人だそうで、とても立派な壁画でした。

仏陀の一生の最後の部分です。

寺院を見た後は、ツアーあるあるのお土産屋さん直行。
この日はバラナシで有名なシルク工場へいきました。買わなくてもいいからね、とガイドさんは言っていたけれど…。見事に商売上手ですね。私はシルク工場で作られているマスターピースといわれている素敵な絵柄の布を購入しました。

いつでもインドを思い出せるいい買い物になりました。
数千円しましたが、ぼったくられてないと信じてます(笑)

その後はホテルに到着。ロビーでチェックインをガイドさんにしてもらっている間、私はずっとその後のことを考えてました。この日は夜、ガンジス川のお祈りを見に行く予定がありました。でも、またそこまで車で30分程度、さらにまあまあ歩いて川まで行きます。今の私の体力ではいける気がしないし、また車酔いするであろう。でもガンジス川を見たい、夜のお祈りが見たい!ずっと思い焦がれていたガンジス川!自分の体力と気持ちが葛藤していましたが、翌朝も早朝から日の出の時間にガンジス川に行く予定はあったので、夜のガンジス川を断念することに。
でも心は諦められなかったのか、ロビーで悔しくて号泣。横に座っていたインド人夫婦に不思議そうにガン見されました。ガイドさんには「なんで泣いてんの!?」と笑われ。友達に申し訳ないけど一人で行って欲しいと伝え、友達は笑いながら「ぜんぜんいいよ!行ってくるわ!」と颯爽と出発していくのを見送りました。そして私は一人で仮眠。

20時頃、友達が帰宅。写真と動画と友達の実況でお祈りの様子を教えてもらったところ、雨季で川が増水中のため、普段の河川敷ではなく高台の場所でお祈りが行われていたとのこと。お祈りの儀式の良席は、早めに行った順で有料座席でほとんど日本人の若者ばっかりだそうで、他の日本人のおひとり様参加ツアーの色んな人と話したりしながらギュウギュウの座席で鑑賞したそう。

夜のお祈り「アールティ」(友達撮影)
夜のガンジス川付近は、お祈りに行く人帰る人で混雑。(友達撮影)

夜ご飯を食べる気にもなれず、友達に一人でホテルの晩御飯を食べに行ってもらって、私にはバナナをもらってきてくれました。友達がいなかったらもっとぶったおれていたことでしょう。ここで熱中症対策のために数本持って行っていた経口補水液に助けられました(笑)
この日は早々に寝てしまって終了です。

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