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子どものアート教室について_①

このページでは、以前活動した子供のアート教室「ROKKO KIDS ART」について書かせていただきます。

完全手作りだった為、短い期間で一旦休止しましたが、非常に貴重な時間をわたしにもたらしてくれました。参加してくださったお子様にとって、それがどのような時間として残ったのか、また刹那な記憶として消え去ったのかは、勿論確認することはできません。

まず、何故このような活動をしようと思ったか、するに至ったかを書いておきます。(当時書いたものがあったので下記に挿入します。こじつけ感があり、大袈裟な文章ですが)

【教室の理由】

◎自分が小さい頃に通いたかったような教室をしたい

わたしは絵を描くことが好きだったので、もっと図工の時間が増えないかな、とか、もっと絵を描いたりしたいなぁ、と考えていました。それも仲間と一緒に描きたい、と思っていたように記憶しています。そんな幼い頃のわたしが飛んで喜ぶような教室を開きたいとこのアート教室を企画しました。

大人になれば、創作に関して他者ではなく重要なのは自分であることや他者との才能などは自分には関係ない、などは理解できますが、幼い頃は他者が気になり他者から学ぶことが多くあります。そして刺激や褒める言葉が成長に必要であるように思います。

◎子どもの居場所を増やしたい

子どもさんなら勿論誰でもいいのですが、特に絵が描くのが好きなちょっと繊細なところのあるお子さんが自分から行きたくなるような場所になれたら成功だと考えています。

お亡くなりになった樹木希林さんが亡くなる2週間前にも9月1日に病室で自殺する学生の為に「死なないで、ね……どうか、生きてください」と絞り出すようにつぶやいて祈っていた、という話があります。

今この国はなんだか大人が未来に不安を抱え、なんだか楽しそうじゃなくて、そんな国で子どもがキラキラと希望を持って生きるのは難しいような、そんな時代に感じます。だって自ら命を絶つ子どもが沢山いる国なんて異常だと思います。だから、教室が苦しいお子さんの心のシェルターになれればよいと考えています。といっても元気な子でも誰でも来ていただきたいし、親御さんもご一緒に楽しんで欲しいと思います。

と、まぁ随分と大層な感じでも語っていますが、こんなような思いはあったのですが、絵画教室は本当に赤字覚悟でボランティアのように活動しないと継続できないようでした(私の方法が悪いのかもしれませんが)。そういった理由から現在は教室をしていません。

そして、まず、やったことは、ネーミングとチラシ作りや契約書などを書いたり、道具を買いそろえることでした。
チラシのポスティングも自分でやってみたのですが、それについて記載した文章が残っていたので下記に載せます。

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【チラシをポスティングすることについて】

新年にこんな話を誰が読みたいのかはまったくわからないのだけれど、六甲道での子どものアート教室は前途多難、というか参加者がまだ集まらない。

このままでは、わたしがYouTubeでダンスでもしながら、お絵描き(第一回は大きな模造紙に絵の具で“動物”を描く予定)をすることになるのかもしれない。まぁ、それはそれで楽しいかもしれないのでよいのだけど、もう道具や印刷物で相当出費しているのは、なんだか虚しい気分にはなっている。

時代はSNSとインターネットが宣伝の主流になってしまった。チラシはもう時代遅れもよいとこなんだろう。でも、わたしの本業がグラフィックデザインであり、紙に印刷するデザインなのだ。パソコンの画面用のデザインとは少し違う。画面に映っているデザインと印刷されたものは明らかに違っており、それを想像しながら作るのがグラフィックになる。(うん?話が長くなるからこの話はよいか)

で、そう、ポスティングについて話をしたかったのだ。阪急六甲、JR六甲道周辺を上海から届いた安価なモンクレールのダウンにニューバランスを履いて、一軒家やマンションを見てはどのような人が住んでいるかを想像して歩いていく。

ポスティングチラシ

例えば老朽化している一軒家で植木や鉢の植物の種類がなんとも昭和的な風情の家は高齢者が住むだろうと判断し、はじめは避けていたが、孫が近いならよいのか、と思い直してポスティングをするようにした。というのも、日本人の平均年齢は聞くところによると49歳だという。もう圧倒的に高齢者が多いのだ。だから、高齢の方の住む一軒家はかなり多い。それを避けていてはチラシが減らないのである。しかし、当然だが希望を持ってチラシを放り込んでいる訳ではない。

因みに、現在は600枚はポスティングがおわった。勤めていた会社でもそうだったが、1,000枚に一人というのがチラシの大体の確率みたいだ。そう考えると、チラシの効率の悪さは凄まじいと言える。(そしてわたしは何故1,000枚印刷にしたのだろう)

しかも、各家やマンションのポストには『チラシは入れないで!』『チラシ投函禁止』などの文字が睨んでいることもある。必要ないものは排除するのは当たり前だから仕方ないとは言えるが、配っている側はそれを見るにつけ冷えた気持ちになる。そりゃあ家の人からしたら、勝手に必要のない紙の情報を入れられても目障りであり、それは端からゴミなのだ。(そう、わたしはゴミを配っているとも言える)

一番入れたいスッキリとした築年数の新しめのマンション(小学生のお子様がいるご家族の住まいかもしれない)はきっちりオートロックなどでセキュリティが厳しく入れない、もしくは入りずらいのだ。文言として、『関係者以外立ち入り禁止』という張り紙があれば、もうわたしは敷地には足を踏み入れることはできない。

運良くマンションの郵便BOXの並ぶ場所に入れたら、とにかく急ぐ。住人の方が来て『そんなもの入れないでよ!』と言われたら、おわりなのだ。その時、急ぎながらも、パンパンにチラシが詰まったところには人が居ない部屋だろうと推測して、入れないようにする。チラシを配る業者はすこしでも枚数を稼ぎたいから、こういうBOXにもぶち込んでいく。

あと、気になるのは、郵便BOXに苗字が二つ並んでいる場合である。わたしは、これは籍を入れないパートナーの住む部屋や家なのか?と思っていたが、どうやら二世帯で住む世帯の方が多いような気がしている。インターフォンを押して確認した訳ではないけれど、パートナーの世帯があんなに多い訳がないように思う。

そんなこんなで、結果的には、ほぼポスティングしたチラシはゴミと見なされて捨てられてしまうのだ(わたしだって毎日のように捨てているから仕方のないことである)。そんななかで、チラシを持ってランチの為に飲食店に入り、事情を説明してお店の店主にこのチラシをお渡しすることもある。

「なんだこの人は?」という目で見られることもあるが、チラシの出来栄えを褒めてくださり「飾っておきますね」と社交辞令かもしれないが仰ってくださる方もいる。そして、本当に飾ってくださっていたお店が、こちらです。

甘夏食堂

ランチも小鉢が2つ選べて、その日食べた揚げ物もとっても美味しいかったと記憶しています。六甲道にお出かけの方は、甘夏食堂へ、ぜひ。

次回はいよいよ、教室開催の模様です。

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