10周年に10本のバラ、からの鉢植え。
**ベランダ記録2020**
梅雨が明けて数日。やっと天気図が“夏”になった、と夫が申しておりました。
それにしても、今年の梅雨は酷すぎでした。
物には限度ってもんがあるのよ(プンスカ)。何事も、ほどほどがいい、のが日本の美学のような気がするんですけど・・・とお天道さまに申し上げたい!
梅雨の長雨、というより爆雨で、逆にベランダの鉢たちはおなかが空いてしまっていた、摩訶不思議な現象のわが家。雨が降って、空気が湿っていて、陽も当たらないから大丈夫かなーなんて、水やりを一日おきから二日おきになり、三日おきになり・・・、雨が降っていても、ベランダに吹き込んでいても、鉢をまるっと潤すほどには雨がかかっているわけもなく。
気がつけば、枝先がガクッと項垂れているという、申し訳ない状態を経て、葉っぱが無くなってしまった鉢もあり、下葉が無くなっている鉢もあり。
そしてよく考えると、液肥だけぽつぽつ与えていたけれど、お礼肥がまだだったり。
バラにとって、究極に過酷な環境を、ばあやが作り出しているというあってはならぬ事態に。(反省しています。)
本日のトップ画像は、結婚10周年に夫からもらったバラ。
そして、それが数年を経て今、ベランダで開花している、お話です。
わが家あるあるなのですが、切り花や枝物が、活けておくと根が出て芽を吹き葉を伸ばす。
この紅バラも10本のうち4本ほどが上記のようになりました。
なので、しばらくは環境をなるべく変えないようにしながら室内で水耕栽培。
暑さが和らいでから、その時点で生きていた3本を土におろしました。
それで次の春、ちゃんと根付いて芽を吹いた2本を本格的な鉢植えに。
切り花です!という、まっすぐな枝をしてますね。なんか微笑ましい。
昨年は、シュートと言っていいのか(?)新しい枝がこの直立さんの脇から2株とも出てきて、その枝は少し緊張が解けた感じで、自由な形で伸びてきました。
なので、今春は2株一緒ですが、もう少し大きい鉢へ鉢替えしました。
そして、他のバラたちからは少し遅れましたが、なんと花芽が。(そして花芽の頃の写真がない・涙)
あっという間につぼみから紅い色が見えてきました。
そうそう、根が出た時点で、花屋さんに名前を問い合わせればよかったのですが、しそびれ・・・名前が分からずじまい。
なので紅子(べにこ)と呼んでいます。
水やりの時などに話しかけるのには名前が必要です。「べにたん」と呼ばれている時もあります(笑)。
咲き始めてみて、あぁあの花束のバラだなぁと改めて実感しました。
室内ではもっと濃い紅でしたが、屋外に出ると、こういう色なんだなーって。
ベルベットのような質感はあの時のままです。
そりゃね、バラ農家さんが温室で大事に育てた花には、全くもっておよびませんよ。
花びらの大きさもなんとなくランダムだし、きれいに開かないしね。
でも私にとっては、最高の美しさです。
元々「よし、鉢植えにして増殖させるぞ!」と思っているわけではなく、縁あって偶然に偶然が重なって、そしてこうやって開花してくれたわけです。
それは紛れもなく、彼女自身の意志です。
2株のうち、花芽の出ない片方は、開花株に比べるとやや生育が劣っています。
それもまた良し。
元気でいてくれて、気が向いたら花を咲かせてくれれば。
あー、そういえば、画像を見ているとホントにうどん粉病が酷いなーって悲しくなりました。
画像なのに、見てるだけで、なんかもやもやする・・・
葉の色が赤みがかってるから余計にね。
変な話ですが、梅雨の爆雨に時々さらされて(吹き込んできたときにね)、溶けて流れてしまったかのように、現在は白い悪魔はベランダに居ません。
気温の問題かなぁ。
秋に向けて、水切れ再び、なんてことをおこさないように、バラたちと付き合っていきたいと思います。
たぶんこの記事で、ベランダのバラ2020春はおしまい、かと。
お付き合い、ありがとうございました。