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先生と一般企業の似ているところ、違うとこ

今日も一日、お疲れ様でした。
これから行く人、いってらっしゃい。気をつけて。

今回は私視点で学校と一般企業で働くことを並べたとき、似ているなーっと思うところと、全く違うなーと感じたところについて書きたいと思います。

履歴書や職務経歴書を書くときのヒントになれば幸いです。



似ているところは?

学校は老舗の中小企業感があると思う

事務員さんがいないような私立の幼稚園は、いまだにお茶汲みとか、おやつの時間とか独走文化がありますが、一般企業のうち、中小企業にもそう言う文化、実際ありました。
もちろん、すべての中小企業がとは言いませんが、少なくとも私が入った会社のうち一つはそんな感じでした。


輪を大事にするあつい熱意

特に上記でお伝えした中小企業はこの熱意強いと、そこで働いていたときに感じました。
私が勤務した会社は、アットホームな職場です、と、求人票に記載があったり、家族を巻き込んだイベントがあったりしました。
そして、トップダウン(役員など上層部の命令が全てを薙ぎ払う)感も強いなあ、と言う印象を持ちました。

学校現場は行事があり、保護対象の人数がかなり多いため、先生同士が協力をしなければ安全に学校運営することが成り立たなくなってしまう。
それ故に学年単位でのやりとりも多く、人間関係を重視している方も多いかと思います。

私がいた中小企業もそう言うところが似ていました。
働く人数が50名など少ない中、たくさんいるライバル企業相手にみんなで一丸となって戦っていかなければいけない、と言う雰囲気です。

そして、学校同様に長く続いている中小企業には、なかなか新しい風が入りにくく、もしかしたらあなたが時代遅れだと感じるような文化が残り続けているかもしれません。


似ている業務

対応分野が広い

学校の先生ってすごい幅広い分野の仕事内容だと思います。
安全な環境の整備と点検、年齢に応じた学習指導、行事運営、広報(園だよりを作るなどの)活動、教室運営、関連部署や外部との連携などなど。

私が働いた一般企業にも、似たような点がありました。
営業、企画、人事など、兼任して行う幅広い分野へのチャレンジの機会に恵まれました。



利益を生み出す経験

学校現場では利益を生み出すという視点での業務がないと思うかもしれません。


たしかに、営業職のように、自社のサービスを売る、より売れるように工夫するという業務は私が幼稚園で勤めているときにはありませんでした。


けれど、私が思うに学校現場でも「工数削減」と言う視点で利益に関する業務を行うことはできます。

難易度の高い属人化した業務を、誰でもできるようにする、などの視点は一般企業でも評価される働きだと思います。


顧客対応の経験

求人票には"BtoC"や"BtoB"という省略したアルファベットが書かれているときがあります。

これは、対個人相手に業務をした経験、対企業相手に業務をした経験、に関することを書いています。

この2択であれば学校の先生は保護者を相手にする部分では"BtoC"と言えなくもないです。

言えなくもない、というのは、保護者相手に何をしていたかによって、言える場合と言えない場合があるためです。

私の考え方では、ただ保護者対応をしたことがある、と言うだけでは"BtoC"の業務経験というには足りていない感じを受けます。

一方、何かを提案して一つの目的を達成する、と言う一連の関わりを持った経験は、一般企業での"BtoC"の経験に近いと思います。



全然違うところ

お金を稼ぐという概念

良くも悪くも、自分の給料が、誰かが生み出した利益によって賄われていると言う概念が、私が勤めた園の先生たちの間にはありませんでした。
お金を無駄に使っているという主旨ではなくて、なんでも限られた範囲のものだけにお金を使い、他は手近にある備品や私物で賄おうとする感じが強かったです。



サービスを売る場合には、サービスを作りあげる工数がかかり、それを売る人へも対価がかかります。
世の中には仕入れ値、利潤を乗せた販売値というものがあります。
ざっくり言いましたが、現実にはもっといろいろ"かかるもの"があります。

幼稚園で働いていた頃の私にはこの思考が圧倒的に無かったなぁと、私は一般企業に転職して気づきました。


分業意識

1000人以上の大企業では細かく分業されています。

例えば、この人は広報の仕事をする。その仕事をする上で必要であれば営業の人とのコミュニケーションもとるが、あくまでもそれは自分の仕事を完結するため、というようなイメージです。


私が先生のときには、気づいたことならなんでもやるべきだという雰囲気がありました。

人数も少なく、お願いできる先がなかったというのが根本にあったとも思います。

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