"偶然の一致"を味方に。
今から24年ほど前、ノストラダムスの大予言などの終末論が世間を賑わせていた頃、僕は当時ベストセラーとなっていた「聖なる予言(ジェームズ・レッドフィールド著)」という本を読んだ。
四半世紀も前のことなので、大分うろ覚えであるが、その中では人の進化を"次元"という概念で表現されていたように記憶している。例えば"点"という1次元にいる人からは"線"という2次元を理解できない(見えない)といった感じで、自分よりも高次元の人は同じ世界の1つ上のレイヤー(次元)にいるため、その存在自体を認知できないのである。
その本の中の世界によると、次の次元に進化しようとするときには"偶然の一致"が頻繁に起こるようになってくる。次元が低い人はこの偶然の一致は、単なる偶然として認識するのだが、上の次元に進化をしようとしている段階の者にとっては、その偶然の一致は決して偶然ではなく、そこに一つのつながりが見えるようになってくる。
ってな内容の本を世紀末に読んで、その考え方が当時の自分の中にすーっと入っていくのを感じたのを今でも鮮明に覚えている。
それ以来、"偶然の一致"や"直感"といった目に見えないものに対して、とても意味があるもの、あるいは人生のバロメーターのようなものとして認識することにしている。例えば、"偶然の一致"が頻繁に起こるような時には、自分が一つ上のステップへ進むための合図なんだと解釈することで、何だかとってもポジティブな気分になる。実際に何もなくても、そのような気持ちになれるだけで幸せだ。
僕はとにかく忘れっぽいので、些細なことでも"偶然の一致"が起こる度にEvernoteに記録するようにしている。例えば、
3/1 買い物のついでに普段買わないような、①荷物を結ぶ紐、②オリーブオイル、③扇型のハム、④チョコレートアイスを買ったが、なんと同じ日に嫁も同じものをたまたま買っていた。
といった感じで。人様に見せるような内容ではないものも多いのだが、大なり小なり含めると、今年に入ってから既に22回の"偶然の一致"が発生している。
これはもしかして今年、僕は次の次元に進化する合図なのかも⁉️何だかこうやって"偶然の一致"採集するのがとても楽しく、他力本願なところを人生の道しるべにするってのが、なんか運命的な感じがして気に入っている今日この頃。