【26卒向け】25卒旧帝大生が教える編入生の就活戦略~秋冬インターン・年内早期選考編~【5,000字】
第1回に引き続き、編入生の就活無双に向けた戦略について解説します。
なお、編入生に限らず、全ての26卒にとって有益な情報を詰め込んでいます。
第1回では、サマーインターン選考の攻略法について解説しました。
まだお読みになっていない方は、下記よりご覧ください!
第2回は、秋冬インターン・年内早期選考編です。
3年生後期に入ると、多くの編入生は大量の単位取得に加えゼミ・研究室に本配属になる時期かと思いますので、かなり慌ただしい日々になります。
しかし、外資系をはじめ選考時期が早い企業を受ける方にとって、夏以降は本選考解禁と言っても過言ではありません。
そのため、夏以上に就活戦略が欠かせません。
この記事を読めば、以下の2点を理解できます。
是非、本記事を参考に納得のいく就職活動にしてくださいね。
筆者について
簡単に自己紹介させていただきます。
私は旧帝大の編入生で、25卒として就職活動を行っていました。
見ていた業界は「コンサル」「IT」「金融」の3つです。
以下、私の就活実績です。
全体を通して納得のいく結果を残すことができたと感じているものの、編入生の就活戦略を語る記事がほとんど存在しなかったことから、就活戦略を考えるのにとても苦労しました。
そこで本記事では、25卒として就職活動を行った私が8月~12月の各時期に取り組んだことを紹介するとともに、26卒・27卒として就活をする編入生が取るべきアクションを解説します。
また、各時期の忙しさや「忙しい編入生でも座談会や秋冬インターンに参加すべき?」という皆さんが気になっているであろうテーマも取り扱います。
時期別のアクション
ここからは、8~12月に私が取った行動と皆さんが取るべきアクションについて説明します。
8月:サマーインターン本番開幕。選考優遇を勝ち取ろう
試験期間も終わり、多くの大学で夏休みに入る時期かと思います。
大量の試験やレポートから開放され一休みしたいところですが、ここからが本番ですので気を引き締めましょう。
私が8月に行ったことを挙げます。
サマーインターン参加
8月は9社参加しました。
インターンは結構楽しいです。
パフォーマンス次第で当然評価が変わるのでもっとギスギスしたものを想像していたのですが、案外穏やかで驚きました。
(稀に殺伐としたインターンもあるので必ずしもこの通りではないです)
なお、サマーインターンでは社員さんからフィードバックをもらえる機会が多々あります。
「自分がチームの中でどんな役割を果たしているか」「今後どう立ち回るべきか」等のアドバイスはもちろん、企業の情報についても踏み込んで聞けるチャンスですので質問はたくさん用意しておきましょう。
ここで解像度の高い情報を得られると、その後の早期選考で志望動機や逆質問の作成に困らなくなります。
特に3年生後期にたくさんの授業を抱える編入生は、サマーインターン本番で少しでも多く情報を得ることでOBOG訪問や座談会参加の時間を削減しましょう。
特に対面実施の場合は、ちょっとした空き時間でも社員さんに話しかけて情報を取りに行く姿勢が大切です。
パーソナル系質問の対策
ここでのパーソナル系質問とは、挫折経験・強み弱み・就活の軸など業界問わず広く面接で聞かれがちな質問だと思ってください。
インターンと並行しての作業になるので無理のない範囲で取り組めば良いと思いますが、外資系だと8~9月(もっと早い企業だと6~7月)に最終面接を実施するケースもあるので、コツコツ取り組んだほうが良いです。
対策方法ですが、基本的にはサマーインターン選考で作成した想定質問集を仕上げていく方向で良いです。
上手く言語化できておらず回答に詰まってしまった質問や回答の抽象度が高いものを中心に、数段階深掘りすることで対応できる幅を広げましょう。
自分1人で進めても一定効果は期待できますが、第三者に添削依頼できるとGoodです。
私の場合は、前在籍校の先輩に添削依頼していました。
9月:サマーインターンも大詰め。早期選考に向けてパーソナル系質問の対策を仕上げよう
9月もサマーインターンが続きます。
10月以降は再び単位取得に追われますので、ガッツリ就活に時間を割ける最後の月になります。
少し大変ですが、サマーインターンの合間を縫って後述する秋インターンのエントリーやパーソナル系質問の対策を行えるとベストです。
行ったこと
サマーインターン参加
9月は5社参加しました。
インターン経験も増え徐々に立ち回りが上手くなってくると思いますので、適度にメリハリをつけて参加すると良いと思います。
(5daysインターンでぶっ通し集中し続けるのは大変なので…)
パーソナル系質問の対策
年内内定を目指すなら、この時期に完成を目指したいところです。
必要に応じてインターネットやメンターを活用し質問を追加していきましょう。
10月に入ると授業も始まり対策に手が回らなくなるので、最低でも8割の完成度が欲しいです。(残り2割は秋冬インターン選考で十分補えます)
秋インターン(+早期選考)のエントリー
企業によっては8月から秋インターンのエントリーを開始することもありますが、25卒の場合9月1日から情報解禁の企業が多かった印象です。
志望業界や各自の状況次第で秋インターンと早期選考のエントリー比重は変わってきますので、メンターと相談しながら進めましょう。
私の場合、サマーインターンからの優遇で持ち駒がそこそこあったので、秋インターンは10社ほどに絞ってエントリーしていました。
早い企業だと、9月中旬辺りから面接やGDが始まります。
10月:早期選考のエントリーが本格化。実力を本選考レベルに引き上げよう
夏休みも明け、後期開始です。
この時期になると、サマーインターン経由の早期選考が始まります。
また、コンサルの本選考が始まるのもこの時期です。
行ったこと
早期選考のエントリー
10月はESとWebテスト受験がメインでした。
〆切が同じ週に固まりがちなので、9月からコツコツ進めておくと良いです。
ケース対策(復習メイン)
サマーインターン選考である程度手ごたえを感じていたので、軽く参考書を見返す程度でした。
本選考の方がインターン選考より難しいお題が課されるとかはないので、夏に安定して通過できていた人は余裕があれば取り組む程度で十分だと思います。
一方、戦コン志望でオータム・ウィンタージョブで勝負をかける場合は、ガッツリ対策が必要な時期かもしれません。
ケース対策は各自の状況次第でかなり優先順位が変わってくると思います。
企業ごとの想定質問集作成
ワンキャリアや就活会議に掲載されている質問内容を数年分ストックし、それに対する回答を考えていました。
パーソナル系質問と同様、インターネットやメンターを活用して質問を追加していきましょう。
面接練習
2日に1回程度やっていました。
主にソクミーやMatcherを使っていました。
いずれも無料のサービスで、とても良心的だと思います。
(稀に就活生のフリをした業者が紛れ込んでいるらしいので注意してください)
座談会に参加
インターンで聞きそびれたことや、新たに気になった点を解消するために参加していました。
ただ、授業や他企業の選考との兼ね合いであまり参加できていないです。
参加するに越したことはないですが、志望動機や逆質問を問題なく作成できるレベルの情報を持っていれば無理に参加する必要はないです。
11月:面接開始。学業との両立に注意!
11月になると早期選考の面接が本格化してきます。
同時に、中間試験の時期でもありますので進級要件は念入りに確認しておきましょう。
11月に行ったこと
想定質問集のブラッシュアップ
面接練習やメンターへの添削依頼を通し、「QAズレが無いか」「内容に過不足はないか」など幅広くブラッシュアップしました。
ES同様、第三者に見てもらうことが大事です。
志望度が特に高い企業の場合、想定質問集を5~6回添削してもらっていました。
早期選考
私の場合は11月に面接が多く入っていましたが、人によっては10月や12月に集中するケースもあるかと思います。
11月に面接を集中させると、大学の中間試験対策に手が回らなくなり大変なことになるので、できれば10~12月に上手く分散させたいところです。
ただ、そんなに都合よく面接日程を調整できない気もするので、ある程度11月は忙しくなることを覚悟しておいた方が良いかと思います。
基本的な対策方法はサマーインターン選考と同じですが、本選考になると「5年後・10年後のキャリアプラン」や「成し遂げたいこと」等、志望動機に関連した質問の比重が高まります。
私が受けた企業では、パーソナル系と志望動機系が半々くらいの割合で聞かれることが多かったです。
冬インターン選考
私の場合は早期選考がメインだったので冬インターンの面接は1つしか入っていませんでしたが、10月同様に人物面接やGDが一定入る時期だと思います。
日系大手を志望される方は、3月からの本選考に向けて経験を積める最後の機会になりますし、選考優遇はあるに越したことはないので念入りに対策して臨みましょう。
12月:早期選考終盤
行ったこと
早期選考
何社か最終面接を受け、就活を終えました。
この時期(恐らく12月中旬辺りまで)も冬インターン選考は続くので、引き続き念入りに対策しましょう。
参考:編入生は秋冬インターンに参加すべきか?
単位取得状況や志望業界によりますが、なるべく参加すべきです。
特に総合商社やデベロッパー、金融(特にメガバンク)等であれば優遇が強いので、秋冬インターンの成功は夏インターンと同等もしくはそれ以上に重要です。(あくまで聞いた話なので正確なことは分かりません)
この辺りの業界を志望していて、かつ比較的余裕を持って進級できそうなら残りの単位は4年生以降に回して就活に専念してもいいと思います。
ただ、多くの編入生にとって平日3~5日間を空けるのは現実的でないと思います。
私の場合は、留年と進級の瀬戸際にいたので秋冬インターンは1つも参加できませんでした。(すべて辞退しました)
ただし、参加する意思がなくてもエントリーは必ず行ってください。
面接やGDの感覚を鈍らせないためにも、定期的に練習の場があった方がいいです。
おわりに
ここまで2回に渡り、編入生の就活戦略について解説してきました。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
サマーインターン本番の立ち回りや企業の選び方等、解説しきれなかった内容もありますので、続編をお待ちください!
それでは!
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