年末調整ってなに?
こんにちは。おおたです。
公立学校で事務職員をしています。
先生向けの情報発信のため、トイレに「じむしつだよりトイレ編」というものを貼り出したところ、超スーパーミラクル好評なので続けています。
今回は年末調整のお話。
今年も皆さんの大好きな年末調整の時期となりました。
この時期の事務の合言葉は「ねんちょう」です。
さて、皆さんは年末調整で何が起こっているのか、ちゃんと理解していますか?
皆さんの給与から引かれている住民税と所得税。
住民税は前年の所得を基礎に算出されています。それに対し、所得税はその月の所得をもとに暫定で税額を算出しています。
年末調整では、扶養親族や保険料、住宅ローンの申告をすることで、本来の課税対象所得額を算出し、暫定で支払っていた所得税を正しい額に調整します。
確定申告もやっていることは同じです。
ただし、確定申告でないと申告できないものもあります。
控除対象となっているものには様々なものがあります。
例えば、家族が契約している生命保険料や、子供が納付すべき年金保険料などでも、自分が支払っていれば控除対象となります。
別居している親にお金を送っていれば扶養親族の対象となるかもしれませんし、医療費をいっぱい払ったら医療費控除があります。「医療費」には通院のための電車代なども含まれます。
などなど、去年の申告をただ写しているだけだと、本当は申告できたはずのものを申告し逃してしまうかもしれません。気を付けてください。
制度を味方につけて、アグレッシブに節税しましょう。