なぜか地元民が行かないおもしろスポット
私が小樽へ引っ越してくる前から、タイミングが合えばことあるごとに
通っていた施設があるんですが…。
引っ越して来たこともあり、読書好きな小樽在住の友人にそういえば、と
私がこの施設が大好きで札幌からことあることに通っていたを話したのですが
生まれてからずっと40年近く小樽にいるが1度も行ったことはないとのこと。
なんてこったい!
その施設の名は「小樽文学館」
確かに文学館というと資料が並んでいて、その地元の作家さんの紹介があって
ちょっと堅苦しく難しいイメージがあると思います。
確かに私も札幌に住んでいる時は、中島公園にあった文学館には1度も行ったことはない。ごめんなさい。だってなんか入りずらくて。
「文学館」ってそんなイメージがあって
こんな観光地のど真ん中にあれば…地元民は行かないのかもしれない。
もちろん小樽の文学館にもきちんとそういうスペースはあるのですが
この文学館は企画展がとにかく面白い!
今開催中の企画展がこちら
ちょっと取っ付きにくい文学館のイメージが変わるのではないでしょうか。
ゲームの本といえば、「攻略本」
攻略するために作られた本なのですが、攻略方法だけでなく設定資料だったり
読み物として楽しめる本にもなりました。
また、そのゲームのファンによる同人誌やたくさんのゲームを紹介するゲーム雑誌が生まれ、ゲームを作るためのプログラミングに関する本、ゲーム音楽のための本
ゲームにまつわる本は意外とたくさんあるのです。
それらが、時代によってどのような変遷を辿っていったのかをこの企画では
たっぷり堪能することができます。
(この企画…30代後半〜50代前半ホイホイな企画です。)
ゲーオタは確実に楽しめる企画ではあるのですが、子供の頃ゲームを多少やっていた人には懐かしさを
(持ってたなぁ。3冊揃った時嬉しかったな。こういう仕掛けの攻略本はなかったから持ってるのがちょっと誇らしかった。)
1980年代後半〜マイコンを触っていた方だとハードの展示はありませんがグッとくるような資料の数々でなかなかたまらない企画内容になっています。
(読んでませんでしたか?)
同人誌の攻略本の文字がちょっとまる文字で時代を感じますね。
今回の企画展は、撮影OKな部分が多いのでグッとくるやつをたくさん撮って
思い出を拡散してくださいね。
学芸員の方が真面目にこつこつと調べ分類し、時代の資料としてこの企画展示を
行なっているのですが、この文学館のすごいところはちゃんと色々考証し
その時代の空気感を再現してしまうところ。
なんということでしょう!あの時ほしかった夢の子供部屋が展示室の一角に!
(確かにどこの家庭もこんな感じでソフト入れてましたね)
(やったなぁ、パロディウス。ワンダープロジェクトJ復活切望 泣)
学芸員さんたちが全力だからこそ各社、コレクターの方が協力し
胸熱なこういった企画展示が作れるのだと感じられる空間になってます。
紹介しきれていない濃厚な内容がまだまだあり、是非とも直接見に行っていただきたいです。会期によって多少資料も入れ替わりますしね。
今回はゲームの本に関する展示でしたが、次はどんな展示だろう?と
毎回楽しみな文学館は¥300で楽しめます。
難しそうと敬遠せず、キニナル企画の時に是非行ってみてくださいね。
きっと小樽文学館のファンになるはず。