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2022.5 読書メモ

ニッターズハイ!/猫田ゆかり

4月末に読んでいたのですが、読書メモに書くのを忘れていた。

昨年末から2月くらいまで
猛烈に編み物(かぎあみ)にはまり、
Kindleで編み物関連の本を検索していたからか、
おすすめとしてあがってきた。
期間限定で安くなっていたので、読んでみることに。

中学生の時、全国を目指せるくらい陸上選手だったけど、
怪我により競技から離れることになった主人公・浜中健斗。
高校進学後、編み物男子・黒葉類と出会い、編み物にハマると物語。

グッときた台詞。
手芸部に勧誘された健斗が、
断る口実として咄嗟に「男が手芸なんて変だし」と言ってしまったことに対して、編み物男子・類が言った

「そうやって人を笑う奴はな!
自分も笑われるのが怖くなって、
何も挑戦できなくなるんだからな!!」

ドキリとした。
「もう若くないのに、今更?」
「男(女)なのに?」
そうやって属性に縛られ、
口にしないまでも誰かの挑戦に疑問を感じたり、
周りの目を気にして、挑戦を躊躇したり。
そうやってきた自分がいる。

後に、編み物が楽しくなり始めた健斗が、
昔からの友人に「最近、編み物をしているよね」って言われて

ー編み物してるってバレたのが
一瞬恥ずかしいと思った自分がいる ことに気付き、
類の言葉を思い出す。

嫌なら断った方がいいよっていう旧友に対して

「最初は全然できなかったし、正直つまんなかったけど、
ちょっとだけ楽しくなってきたとこなんだ」

と返す場面があります。

うーん、素敵なシーン。
(この言葉に対して、「ならよかったじゃん」
「たまには自分たちも遊んでね」ってサラッと返す
友人たちのスタンスにも好感を持ちます)。
登場人物たち、みんな素敵です。

編み物そのものも魅力も伝わる。
編み物を通して、いろんなことに気づく過程もよい。

自分のいじめの呪いを解く本/ココロジー


5月病疑いの自分の心の取り扱いについてヒントになればと思い、
Kindle Unlimitedにあったのでサラリと気になるとこだけ読む。

1つのテーマに対して、数ページで絵も含めてまとめられているので、
気になる部分だけ読んでもいいな。
全体的にシュールな感じが好き。

サバティカルタイム「40歳の壁」を越える戦略的休暇のすすめ/尾石はる(ワーママはる)


以前より、ワーママはるさんTwitterやVoicyを拝見(拝聴)し、
サバティカルタイムを取っていることは知っていた。
キャリアに悩む30代後半、
サバティカルタイム取得に至るまで、
期間中に考えたこと、やったこと、
サバティカルタイムを経て、選んだ次のステップっていうのが
まとめて書いてあるということで気になり読む。

公務員である今、サバティカル休暇を取ることを
具体的に想像はできない。
(制度としておそらくないので)。
でも、今後のキャリアについて考えるヒントになった。

本を読むまで、
サバティカルタイムとか、色々な成功、
ワーママはるさん、出来る人やからできたことやろうってどこかで思っていた。
でも、本を読んで、今までの実践について書いてある部分を読んで、
はるさんがたくさん試行錯誤をしていることが伝わってきた。
圧倒的に、試行錯誤が足りていない。。。とわかった。
羨んでないで、ちゃんと行動する・継続するをやるべきと思えた。
このことが1番の収穫かもしれない。

Shrink-精神科ヨワイ-8巻/原作:七海仁、漫画:月子


読み続けている漫画の新巻。
3月に、Twitterでおすすめした仕事に役立ちそう漫画の1冊。
精神科クリニックを舞台にした漫画。

きちんとデータと照らし合わせたりしたわけではないけれど、
自分の肌感としては、
かなりしっかり調べられて作られているものなので、
精神科の疾患や現状について学ぶのにはよい漫画です。

8巻は「精神障害者雇用」を取り上げたストーリー。
うまくいっていることも、課題も踏まえて描きながら、
最後は希望のあるラストであるところが読んでいて気持ちが
明るくなる。

違国日記(1)、(2)/ヤマシタトモコ


おすすめにあがってきた+Kindle Unlimitedの対象になったので読んでみた。

少女小説家の高代槙生が
突然事故で亡くなった(関係の良くなかった)姉の子ども・朝を
勢いで引き取ることになる。
そんな2人の共同生活を描いた作品。

結構面白い。
ただ、どういう話と表現したらいいのか、
うまい言葉が見つからない。

印象的な、この漫画をもっと読みたいな思った印象的な台詞。
両親の葬儀後、親戚たちが朝の目の前で彼女の今後について話している、
ーたらい回しにされているーシーンで、
槙生が言う台詞。

あなたの母親が心底嫌いだった。
死んでなお、うらむ気持ちが消えないことにもうんざりしている。
だから、あなたと彼女がちが繋がっていようといまいと
通りすがりの子供に思う程度にあなたに想い入れることもできない。
でも、
あなたは、15歳の子供は
こんな醜悪な場にふさわしくない。
少なくともわたしはそれを知っている。
もっと美しいものを受けるに値する。

つぐみ/吉本ばなな


先月、「キッチン」を読んで、他のも読んでみたくなって読んでみた。
表現の美しさがいいなぁってやっぱり思う。

石の繭 警視庁殺人分析班/麻見和史


Huluのおすすめで頻繁にあがってくるので気になって視聴。
視聴後、原作小説も気になって読んでみた。
ドラマと小説では違う印象。
どちらも違う面白さがある。
小説はシリーズで13作くらいあるので続きも読んでみようかな。

読書メモも1ヶ月分一気に振り返るのは、
思い起こすのが大変かも。
本とか、ドラマの感想はもっとライトにタイムリーに
残していける方がいいかも・・・。
音声発信の方に変えようか・・・違う形を検討中。

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