オットの柔道最速昇段記
こんにちは。非凡夫婦の「ツマ」です。
突然ですが、読者の皆様はうすうす気づかれていることでしょう・・・
オットの身体能力がバツグンということに!
私がヒラメキで提案した中山道自転車旅では嫌々同行し、完走。
トレランの大会にノートレで初参戦して、27km地点まで踏破!(その後DNF)
ボディーコンテストに向けて厳しい筋トレに励んだり、向かいの島まで遠泳したりetc
つい先日、二人で初めてマウンテンバイクを体験した際は、偶然ながらもウィリーをキメていました。
そんな運動神経オバケなオットは今年度、勤務している中学校で初めての柔道部顧問に任命されました。
柔道は未経験のオット。
しかし「大人が本気でやらなければ生徒はついてこない!」という持論のもと部員以上に練習に励んだところ、驚異的な成長を遂げました。
今回の記事は、そんなオットの柔道物語をお送りします。
I. 基礎を身に着けぬまま昇級試験へ
4月から柔道部の顧問に就任したものの新学期の1か月は忙しくてまともに部活の練習に携わることができませんでした。
そのため、本格的に柔道を始めたのは5月からです。
夕食の時間は柔道の試合を見、就寝前は技の動画を見ながら動きを真似し、
部活がない日曜日は個人的に道場に通って、練習をしました。
そしてたった1か月で昇級審査(3級)を受験することに決めます。
当時、柔道着にゼッケンをつける必要があることを知らず、借り物の真っ白な柔道着で審査に臨んで審査官に叱られたそうです。
また、礼儀などの初歩的な作法も分からず、これについても注意を受けたそうな。
しかし試合は見事勝利。
必要な勝ち数を達成したため、見事3級に昇級しました。
II. 時透無一郎くん並みの急成長
3級取得後も相変わらず柔道漬けの日々を送りました。
部活動では地域大会で優勝した生徒を含む部員と一緒に稽古をし、練習試合に参加し、休日は道場に通い、自宅で動画を見て自主練…という生活です。
そして3級取得から2か月後。
次は2級の審査を受けるべく自宅を出たら、1級合格の賞状を持って帰ってきました。
2級審査で3勝1分をし、その様子を見た審査官が「2級審査の後に実施する1級審査も受けたら?」と提案してきたそうです。
1級審査では3勝1分1負。
3勝すれば昇級できるため、あっという間に1級になったという次第です。
そして驚くことに、審査官からとんでもない提案を受けます。
「1週間後にある昇段試験を受けたら?」
昇段試験に合格したらなんと黒帯です!!
オットはまんざらでもない様子。
「いやいや、それはさすがに無理でしょ。」と思うツマ。
オットは“今回は受からなくても2回目に受けるときの参考になるから”と考え、記念受験の心持ちで受験することにしました。
そして1週間後の初段審査。
なんと・・・
4勝全勝して合格してしまいました!(形審査も合格)
この報告をオットからLINEで聞いた時、ツマは思いました。
オットは鬼滅の刃における天才剣士、霞柱・時透無一郎くんかと。
オットは審査官から「自分が知っている中で最速で黒帯になった人。」と言われたそうです。
しかしこの昇段について、うらめしい後日談が待っていました。
III. 昇段はなかったことに?!
実は昇段するには、級から初段へ、初段から2段へなどの段階で数々の規定があります。
その一つに「修行年限」があります。
大会成績によって異なりますが、通常、級から初段になる際には「1年~1年半以上」の修行期間が必要です。
オットは5月から柔道を始めたので、当然、既定の修行期間を満たしていません。
それに気がついた事務局から問い合わせがあり「昇段合格が取り消しになるかもしれない。」という連絡を受けました。
その後、結果がどうなったかは連絡を受けていません。
合格後すぐに手配したので黒帯はオットの手元に届きましたが、正式にそれを付けて柔道はできていない状況です。どうなることやら・・・
IV. 柔道はケガが多いスポーツ
超短期間で初段を取得するため、オットはたくさんの練習をしました。
その練習で多くのあざを作り、脚を痛めるなど、体を酷使しました。
その最たるものが「餃子耳(柔道耳)」です。
試合中、相手の手が耳に強く当たったり、寝技で耳に刺激を与えたりすることで内出血を起こし、耳が腫れてしまうケガです。
この状態を放置すると、血が固まり、耳が変形してしまうそうです。
というか、どんどん大きくなるにつれて痛みも増すので放置するのも難しいです。
ではどうするかというと、、、耳鼻科に行って血を抜いてもらいます。
すぐに病院に行けば痛みはないそうですが、数日置くと血が固まってしまうためとても痛いそうです。(オットは痛みに強い方ですが、悲鳴を上げて泣いたそうです!)
悪化すると、1日でパンパンに腫れあがることも。
ひどいときは毎日血抜きを行いました。
そしてついに、紹介状をもらって地元の総合病院で手術をすることに。
手術した日の夜は麻酔切れによる痛みで、一睡もできなかったようです。
ケガをしながらも柔道に明け暮れた結果、稀にみる急成長を遂げ3カ月で初段合格(仮?)までのし上がったオトコ。
こののめり込む特性を本人は「没頭力」と呼んでいます。
没頭もホドホドに…
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こんにちは。
或るアラサー夫婦の非凡な日常の「ツマ」です。
今回の記事をお読み下さりありがとうございました!
私達夫婦はソロモン諸島という南の島で出会いました。
体力をあり余らせている私達は夫婦で冒険旅をしたり、ボディービルダーを目指して筋トレに励んだり【オット】、マラソンにハマったり【ツマ】と非凡な日常を送っています。
このアカウントでは、その暮らしぶりを記事にしてまとめております。
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