舞台「R&J」

少し前になるが、Rock Opera『R&J』を観劇した。

主演ことロミオ役は佐藤流司さん。過去にトライアル公演「刀剣乱舞」で佐藤流司さんをはじめてみてからこれで私にとっては二回目の作品。他にも仲万美さんや陣内孝則さんと豪華キャストが出演する。

本作「R&J」はロックやダンスを織り交ぜる新解釈で送る現代版ロミオとジュリエットだ。

内容としては、舞台 「PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」などと同じAI中心な世界で、技術の進歩により単純労働が割り当てられる不条理な価値観がまかり通る。そんな価値観に対してロミオ率いる革命軍・グルッパが反発し、警察たちに盾突く。

革命軍といえば聞こえはいいが、実際はただのヤンキー軍団で、ロミオは「クズたちの王」と呼ばれている。しかし、ロミオは警察ですら目を置く特別な存在であった。そんな警察のリーダーの一人娘がジュリエットなのだが、ロミオと恋に落ちたことで、物語は予期せぬ方向へ動き始める。

シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」はいつの時代に観劇しても興味深い。それに加えて、現代のテーマと被せた本作品は新しい挑戦としての「ロミオとジュリエット」で、新しい視座を広げた。ただひとつ残念だったのは、音楽がものすごい大音量。元々耳が強くない私には音楽がきつかった。Twitterで耳栓をすすめるユーザーがいたが、確かに耳せんを持って行ったほうが健康面では良いかもしれない。音楽に関しては唯一残念な点であったと思う。

それでも、ロックやダンスを織り交ぜる新解釈で送る現代版ロミオとジュリエットは新しい挑戦であった。特に「刀剣乱舞」を通してアジアツアーをしている佐藤流司さんを観ることができたのはよかったと思う。佐藤さんの丁寧で柔らかいお辞儀の仕方は記憶に残る。その挨拶の仕方は、以前「刀剣乱舞」を観劇したときには感じなかったフェミニンな印象があった。

今回の現代版「ロミオとジュリエット」で、旬な俳優と有名どころの俳優を見れたのはよかった。

#R &J #ロミオとジュリエット #佐藤流司

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