見出し画像

エロ同人ゲームの考察007[完成できる人とできない人]


今日もエロ同人に限った話ではないかもしれませんが、一応話していきたいなと思います。
ぶっちゃけこれは偉そうに言うのは気が引けるのですが、完成させられない人はけっこういます。ただ、制作だけはずっと続けている。楽しく制作しているので、これ自体は創作としてあるべき姿だと思います。
しかし、ゲームが完成して公開するのが怖いという方もけっこうおられるんじゃないでしょうか。
・完成したものが評価されるのは怖い
・物語がちゃんとできていないんじゃないか
・面白くなさすぎて笑われるのでは……
・バカにされたら嫌だ
なんとなくこういう気持ちがあって、世に出せないなという方はいるんじゃないかなと思っています。これは何かしらデータがあるわけではないんで、私の体感というか、そういうアレなんですけど。

恥もプライドもかなぐり捨ててしまおう

まずこれができないと、Dlsiteで売るなんてことはできないでしょう。
作ったものにみんな自信を持てとは言いませんが、顔が真っ赤になってでも自分の作品をさらけ出す。実際、反応や評価をもらって恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。それならまだしも、なんの反応も無し、みたいなこともあるかもしれない。中には逆に凄い良い評価を貰える可能性もあるわけです。
この覚悟ができていないと難しいかもしれません。

もう一つが……
いわゆる完璧主義者の方もこの系統に当てはまるのだと思います。
・絶対に面白いものじゃなきゃいけない
・神ゲーにしてから世に出す
・必ずヒットさせる
・みんなの度肝を抜きたい
良いものを作るために頑張るのはいいことなので、いくらでも頑張るべきですが、やはりどこかしらで終わらせるための目処はきちんとつけておきたいところだなと思うんです。でないと本当に終わりません。
私もよくやりがちですが、こういう人見ませんか?
最初描いた立ち絵を、後になってまた描きなおす。絵は上手くなっていくものでしょうから、それはまぁ描き直したらよくなります。
クオリティはアップしますね。しかし……
やり直したら良くなっていると思ってるのは自分だけの可能性も大いにあることだけは忘れないでください。
こういうのも終わらない原因の一つですね。

段取り八分、仕事二分

ゲームの作り方もこの考え方でやるといいのではないかと思っています。作業部分なんて実際は休憩みたいなものです。それまでが大変なのですから。
全て計画的に何もかも決めてしまえとまでは言いませんが、大枠はやはり決めておくべきかなと思います。逆に言えばそれさえ決まっていれば少々の寄り道や多少の追加は問題ないと思います。(限度はありますが……)
ここの采配をうまく割り振れるのがいわゆるプロなのかもしれません。

発売して収益を目指す事が目的

今回言っていたのはあくまでも収益を出さないといけない方や、それを目指す方にとってのアドバイスとなります。そうじゃない方は自由に好きなように創作するべきです。画家など数十年かけて完成させる方もいましたからね。
このエロ同人界はまずは完成させないことには話になりません。
完成させて公開し、ユーザーの反応を受け取った時、初めてスタート地点です。そこから創作ができるかどうか。
重要なのはそこだと思います。

なぜ完成させる必要があるのか

完成というか完成させて公開する、というプロセスに意義があります。
それはなぜか。
自分の立ち位置を知るというのが一番重要だからです。
勘違い野郎は特にここではっきりと認めないといけません。自分の立ち位置というものを。(念の為言っておきますが、その勘違い野郎は自分だったことを名言しておきます)
自分に足りないもの、何が必要なのか、改めていろいろ知ることができます。なので、自分の本気の全てをある程度出して作る必要もあるので、最初はなかなか大変でしょう。
とりあえず完成できることが凄いので、一瞬これで全てみたいに感じるかもしれませんが、先程も言ったとおり、ここからが本当のスタートとなります。公開した後の結果を受け止めてください。何が悪かったのかをしっかりと見極めないといけません。
そして……
逆に足りすぎてる人もいます。最初からバチクソ売れる方もいるわけです。
天賦の才でしょうか。それもあるかもしれませんが、そうではなく、その人のそれまでの経験や努力が実っただけです。
ここで経験という言葉が出てきましたが、これに関してはまた別の時に話します。

「いやいや……自分の画力で売れないなんて当たり前だし……わかりきってるよ」
とか思った方いませんか。
そんな事はないんですよ、けしてそんなことは。
エロ同人RPGに限って言えば「絵の上手さ」なんて些細なこと。
絵がおかしくても面白くてエロけりゃアホみたいに売れる
そんな世界だと思ってください。ここでいう絵がおかしいというのは単純に絵が下手なことを指しているのではありません。魅力があるかどうかという意味になります。最低限の絵はやはり描けていないとダメだとは思います。


完成できる人はいくつでも完成できる

だからこの界隈は奥深くて面白い。どうやって楽しませようか、という飽くなき探求心に溢れてきます。
完成後に公開したというこのプロセスでは、ある種のドーパミン的なものが溢れているんじゃないかなと思います。エロ同人は特にそうかもしれません。
これは経験した人にしかわからないかもしれませんが、発売直後の販売数の上がり方をF5で眺めるという事をします。販売数=売上げなので、だいたいの金額が脳内で変換できますよね。この時の楽しさったらない。
(もちろん売れるものだった場合ですが……)
一度これを味わえば、完成品を出すというのがどんどんできるようになるはずです。
この至福の瞬間を味わいたくなるので。

さて、完成するための仕掛けを次回はもっと掘り下げていきましょう……
企画、プロット、どうするのがいいの?


いいなと思ったら応援しよう!