放課後等デイサービスはどうなっていくのか
放課後等デイサービスは、障害を持つ子どもたちの自立を促進するための重要な役割を果たしています。このサービスは、学校での教育とは異なり、生活技能の向上にも焦点を当てており、各子どもの発達レベルと個性を踏まえたカスタマイズされた支援計画を通じて、個々のニーズに応じた発達支援を提供することを目的としています。
私は、支援を行うスタッフの質と体制が、このような個別化されたサービスの提供に不可欠であるというあなたの見解に賛同します。子ども一人ひとりの個性に合わせた支援が理想的であると考えます。
また、この制度は時間に縛られるものではなく、日常生活のスキルトレーニング、創造的な活動、地域社会との交流、余暇活動など、多岐にわたるプログラムを含んでいます。さらに、医療的なケアが必要な子どもたちへの支援も提供しています。
子どもたちにとって、放課後や休暇期間は自由に過ごすべき時間です。このサービスは、学校と連携しながら、子どもたちが自己肯定感を育み、社会生活の経験を広げることを目標としています。しかし、社会生活のスキルとは、単に集団での挨拶や規律を守ることだけではなく、より広い意味を持ちます。
民間企業による放課後等デイサービスの運営が多い現状では、運営者が一定の「型」を設定し、それを基にフランチャイズ展開や多店舗展開を進める傾向にあると感じざるを得ません。しかし、本質的には、子どもたち一人ひとりの成長と発展に焦点を当てた柔軟なアプローチが求められています。
この「型」の中でも柔軟に子供たち一人一人に合わせた支援をしようとする従業員がたくさんいます。組織的には効率性を求め、直接関わる職員は目の前の子供の成長や幸せを考えて接するというギャップが大きくなってきている気がします。
福祉の分野を民間に開放するのは悪いことではありませんが、条件を厳しくしすぎると事業所ごとの個性がなくなったり、書類などを強要することになってしまいます。
ちょうど今通所介護などの介護サービスでも同じように「型」にはまるお客さんしかとらない特化型が主流でビジネス化しています。
今のような放課後等をデイサービスが乱立しているような状況も何とかしなければならないのではないかと感じる今日この頃です。
おそらく介護保険と同じように、カジノの特化型や入浴特化型、機能訓練特化型など、生活全般を考えることなくただ決められたサービスを提供するというモデルを作ってどんどん増やすという流れになるでしょう。
事業所ごとにある程度得意な分野があるということはいいことだと思いますが、例の実感や性質を持った子供たちばかりを集めるような事業者だと本来の目的である社会性や多様性などがなかなか育めず、また時間割り当てカリキュラムをがっちり決めてしまっていたりすると自主性が失われてしまったりと、子供たちの成長や今後の社会生活に彼と役立つサービスになるのかということを常に私たち福祉に関わる者どもで考えていかなければならないと思いますし、この仕組みや基準を作る役人の方々や協会などの方々、本来の目的に立ち返っていい感じにまとめていっていただけますよう見守っています。