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朝ごはん革命

作ったもの日記 #8 朝ごはん

夫と暮らし始めてから朝パン派の夫に合わせ、朝食はパンを食べていた。
6枚切りの食パンを二人で1枚ずつ食べて3日分になるという計算に巻き込まれ、一日でも食べない日があると計画が狂うと怒られた。

そもそも朝ごはんにネガティブな感情を持っていた。朝起きてすぐは食欲なんてないのに食べないと良くないと言われているし、パンを一枚焼いて、牛乳にインスタントコーヒーを溶かすぐらいだったらできるので一番ハードルの低いものとして食パンを妥協して受け入れていた。
でも食べられない時は食べられないし、朝食が嫌になっていた。そのうち朝起きるのも嫌になっていった。

ある時、私は夫に朝ごはんは米を食べることにすると宣言した。
夜ごはんでお米を炊くときに多めに炊いておき、小分けにして冷凍しておく。汁物も作るときは少し多めに作って取っておく。
朝は冷凍ご飯をチンして、インスタントスープにお湯を注ぐ。夜ごはんのおかずの残りがあれば温める。なければ納豆か卵をご飯にかける。
朝の手間はパンの時とそう変わらない。
むしろ、朝ごはんのために自分で色々準備する方がなんだかよかった。

夫と暮らし始める前に朝ごはんは何を食べていたかは忘れてしまったが、よく米を食べていたんだと思う。朝ご飯をお米にしてからは嫌にならず毎日朝食をとっている。
毎朝ご飯とスープを食べていると、少し欲が出てきた。ちょっと別のものを、できればタンパク質を摂りたい、でも朝だから手間は増やしたくない。
そんな私にぴったりの本を見つけた。
「午前7時の朝ごはん研究所」

朝ごはんに必要な栄養別に色々なレシピが乗っていて朝ごはんがさらに楽しみになった。私は早速塩昆布と冷凍ミックスベリーを買ってみた。自分では思いつかない食材や組み合わせに出会えるのが料理本の好きなところ。
朝はご飯派の人に限らず朝ごはんを食べようとする全ての人に参考になると思うのでぜひ手にとってみてほしい。

朝は米の方がいいとか、スムージーがいいとか色々な言説があるが、それぞれの生活に合わせるしかなく、絶対というものはないと思う。
何を食べるかではなく、何を食べるか自分で決めること。
私は自分の朝ごはんを自分で決めて用意することで朝ごはんを食べられるようになった。


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