常住寺初参拝。驚きの光景
2024年4月6日@岡山市中区門田文化町
常住寺
毎月6日は不動明王の護摩祈祷があり、見習い農家カフェも出店するというので行ってみた。初参拝。行きがけにちょうどいい具合に長男と会えたので一緒に。
迷ってしまった。はぁはぁ言いながら自転車を押して山を上がり、やっと辿り着く。
看板やのぼりなどでウエルカムな明るい空気が伝わってくる。
お参りした後、キッチンカーの「見習い農家」さんのところへ。6日の護摩祈祷の時には来ているそう。
カレーを食べていたら僧侶を見かけて、話しかけてみた。このお寺を復興するための活動をしている常住寺復興プロジェクト委員会代表の永宗幸信さんという方で、いろいろなことを教えてくださった。
以下、永宗さんのお話
「このお寺は江戸時代には池田家の祈祷所だったが、何度かの移転を経て廃れてしまって、今は復興活動をしている」「かつてこのお寺を守っていた高僧がいた。戦後初めて千日回峰行に成功した葉上照澄(はがみ しょうちょう)大阿闇梨。その葉上師が守っていたお寺をなくすわけにはいかないという思いで復興プロジェクトを立ち上げ、取り組んでいる」というような内容だった。
そして案内してくださった三千佛堂で、驚くべき光景が。
三千体もの叩き彫り佛がこの中にあったのだ。お一人お一人のお顔が異なる。
この仏様を彫った、山田尚公さんもおられた。
すごい空間。岡山の新たなパワースポットになりそう。
照明を変化させたり、声明(しょうみょう)を流したりなどして、空間にも工夫が凝らされている。
その声明に聞き覚えがあった。天台宗僧侶とグレゴリオ聖歌隊とのコラボ音楽だ。餘慶寺の僧侶のお一人が歌っているとのことで、貴重なCDをいただいて自宅で聴いていた。その方と一緒にヨーロッパ公演に参加したのが、永宗さんとのこと。
永宗さんは4月4日には餘慶寺で尾中さんに千手観音を描いてもらったという。私も4日に餘慶寺にいた。そういえば尾中さんのブースに僧侶がいた。すれ違っていたんだなぁ。
本堂移築百年記念事業。
復興のための一助として仏像一体2万円の寄付を募っているそう。寄付するとマイ仏様を選べて、下にネームプレートが掲示される。
この日は14時が私のタイムリミットだったので、護摩祈祷には参加できなかったが、いつかまた来てみたいと思う。