泣きたい時は泣かなあかん

涙は心の汗だ、と言われる。

その言葉に込められた意味を、真に実感したのは、40代すぎてから。
正確には、結婚してから、かな。


もともとすごく泣き虫で、
感動しては泣き、嫌なことを思い出しては泣きと、
一人でいる時でもいちいち泣いていた。

泣くことで、リセットしてもいたし
泣くことで、さらにヒートアップしたりもしていた。


感情を自由に泳がせる時間があったんだと思う。


今。


泣けない。


正確にいうと、泣くほど暇じゃない。

毎日、仕事と家事、旦那との時間。案外忙しくて、泣いてる暇なんてない。

反して、笑う時間が多くなった。それはよいことだとおもう。

まあ、泣けるほど、ヤワじゃなくなってきたともいえる。
強くなったのかな。いや。おばさんになったのだ。


いちいち感情の揺れで涙を流すことの時間を
無駄と思うようになった。


だけど、泣けない自分が寂しくなったりもしていた。


それが。

この間、ちょっと嫌なことがありフイに涙が止まらなくなった。
ついでに、思い出深い映画を見たことで、また滂沱の涙。

ひとりで、ひっくひっく泣く時間は悲しくて、でも清々しかった。
(夫はいなかった)


たまには、泣かんとあかん。
おかげで次の日顔腫れて大変でしたが、たまっていた感情があることに気づけたし、泣くのはやっぱり大事だとおもったのでした。

ちなみに私が大泣きした映画は以下です。独身時の不安定な心を思い出したり、ちょっとだけキラキラしたりして泣ける。

「すーちゃん、まいちゃん、さわこさん」

わたしは、アマプラで観たよ。のんびりできる、映画だよ。

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くろたま
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