全てを投げ出したい
癌になりたい。どうせならステージ4とかで、「もう長くはないです」とか言われて今の生活の全てを投げ出して好きなことをして生きたい。
畢竟、ぼくにはそれぐらいの踏ん切りのつく理由がなければやりたいことに全力を注げない意志の弱い人間なわけだが、かと言って特にやりたいことがあるわけでもない。こんなことを考え出したのは高校生の時にThe bucket listを観てからだ。ある意味、ぼくも死ぬまでにやりたいと思えるぐらいの生きる理由が欲しいと思ったのだ。ぼくの死期がもうすぐそこまで迫っているのなら、一体ぼくはなにをしたいと思うのか。
1,USJに行きたい
ぼくは関西から遠いところに住んでいるためUSJに行ったことがない。友だちはみんな修学旅行で1度は経験があるようだが、生憎ぼくは海外だったため行く機会がなかった。ぼくのイメージでは、関西の人やよく行く人はユニバと呼ぶイメージがある。これは恐らく、日本を代表するテーマパークの一つであるという認識と、ただの遊園地に過ぎないという認識の違いによるものなのだろう。
2,大麻を吸いたい
みんな大麻って良いって言うじゃん。ぼくはロン毛にしたのもタバコを吸い始めたのもみんなRock'n roll star共のせいだ。NIRVANA、OASIS、BOØWY、全部あいつらがかっこいいせいだ。ワンチャンぼくが癌で死にかけのタイミングで医療用大麻が合法化されたら、それの被検体的な扱いにしてくれて構わない。
3,スペインに行きたい
ぼくはサッカーをやっていた。サッカーが好きな奴にスペインを嫌いな奴はいない。カンプ・ノウに行って生でバルサの試合を観たい。サグラダファミリアも観たい。なんかあれって完成してしまったら価値がなくなってしまう気がするのよね。未完成だからこその良さというか、300年近くかけて完成させようとしているものだからこそ、「まだ出来ないのかよ〜」というバカバカしさが好き。現代の建築力があればきっと今すぐにでも完成させられるんだよ。でもぼくのように考えている人も多いだろうからあえて完成させずに観光名所気取りしている気もするから腹立たしい。
4,宇宙人に会いたい
みんなは宇宙人っていると思う?ぼくはいると思う。というか宇宙人のいない世界ってあまりにもつまらなすぎると思うからマジいて欲しい。地球がこれからどれだけ進化できるかは想像つかないけど、宇宙人達の持つ力ってもっと想像つかないのよ。奴らの宇宙船は宇宙空間でトンボのようにホバリングするし、我々には未知の発光する石を動力源にして動いてるんだよ。その石の存在を地球人が知った時に、宇宙人共に戦争をふっかけて、どれだけ自分たちが低脳であったかを思い知らされながら滅ぼされたいね。
5,タトゥーを入れたい
これこそぼくの意志の弱さを表しているよね。別にタトゥーなんて入れたって今の生活になんの支障もきたさないだろうけど一生モンってのがぼくを憚ってる。もうすぐ死ぬってのに意味ないとも思う。でもタトゥーが入ってたらなんやかんや不便なこともあるらしいじゃん。ぼく銭湯好きだし。マジどんなタトゥー入れようかな。どうせ死ぬなら首から下を両親への感謝の手紙にしようかな。上から読み進めていって、へそ下辺りから泣かせ始めて、足の裏で大爆笑をとる。オチは大切だからね。そんなタトゥーにしたい。
6,死後残るなにかを創りたい
ぼくはカート・コバーンが好きすぎる。嫁と子どもを残して死んでいったと思うとなんて女々しい奴なんだとも思うけど、なんだかんだ好き。別に曲や絵みたいなそういう作品でなくても、所謂ネットミームみたいな誰かしらに語り継がれるようなものでも構わない。自分の意志が生き続けるってのが欲しい。
どうせなら100個、せめて10個は書きたかったところだけど、あんま思いつかなかったわ。実際に死にかければもっとやりたいことが出てくるもんなのかな。まぁなんだかんだ言ってもどうせぼくは早死できない気がする。とっても不摂生で自堕落な生活を送ってはいるけれど、望んだものって手に入らないもんだと思うんだよ。"案ずるより産むが易し"って言葉があるけど、あれの逆のパターンもあまりにも多すぎる。確かにこの言葉の通りだと感じることもあるけど、こうなって欲しいということもその通りにはならない。ぼくは、考えれば考えるほど自分の望む未来がやってこないのだと思い始めた。だからもっとネガティブ野郎になって先のことを全部マイナスに考えることの出来る人間になれればきっといい出来事しか起こらなくなるはず。