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"ずる"賢く

やたらめったら真面目に生きている人間の方が結果的に苦しい思いをすることになりがち。どんな仕事だって手を抜けばいいものの、懇切丁寧に働いたところで給料は手を抜いている者と変わらない。部下に大量の仕事を押し付ける上司だってそんなことすべきではないと思うが、馬鹿な部下なら従順に従うだろう。自分が楽をするために他者を利用するという行為は実に賢い事であると思う。しかし、それは自分が上司目線に立った場合にのみそう思うのであって、部下目線で考えてみればたまったもんじゃない。どんなにずる賢い事でも、バレないだろうとか、怒られたり他人に愚痴られたって構わない、といった思考からそういう行為に至るのだろう。ぼくだってうがいコップやティーカップはスポンジすら使わず濯ぐだけだし、トイレを掃除したタオルでポットの中を拭く。働き始めたての頃は教えてもらった通りに全てをこなしていたが、2ヶ月も経過した頃には今のスタイルになっていた。恐らく、これらは慣れによるものであると思うが、その慣れに達したと判断するまでが早い、むしろその判断を行わない者は手を抜く資格のない、賢くない人間であると考える。大学の授業に出席しないのも、課題を出さないのも、ある程度その授業の教授がどんな者なのかを判断してからすべきなのと同一だ。この判断すらも怠る馬鹿は、先述した言いなりな部下よりも馬鹿であると言える。

どれだけ自分に利"のみ"が生まれるかを考えて生きられるようにぼくはなりたいし、誰もが目指すべきだ。

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