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街の人の目を支える 眼鏡のプロフェッショナル「メガネのイザワ」(雑色商店街振興組合)

眼鏡の魅力に惹かれて。

雑色商店街にある創業48年の認定眼鏡士のいるメガネ専門店。眼鏡は同じように見えても作り方、工程の違いにより性能が異なるため、直接商品を手に取り、納得のいく物のみを仕入れているという。

インタビューをさせていただいた2代目店主の康一郎さんは、生まれも育ちも雑色。小さい頃は、よくお店の裏にあるプリン公園で遊んでいたんだそう。

お店は家族で経営しており、康一郎さんは幼い頃からメガネ屋を営むお父さんの姿を見ていたという。当時はメガネ屋さんになんて絶対なりたくない!と思っていたそうだ。しかし、高校卒業後「専門学校があるなら行ってみようかな〜」とぼんやりと思い、眼鏡の専門学校に進学した。進学してみると、眼鏡の奥深さを知り、眼鏡の世界にハマっていったそうだ。そして次第に将来的には、実家を継ぐことを考え始めたという。

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フレーム選びから完成まで

家業を注ぐためにも、まずは違うお店で修行をしようと、卒業後は他エリアのお店で働くため就職活動を始めた。当時、「メガネ屋さんに勤めるなら眼鏡のフレーム選びから完成まで全て担当させてもらえるところがいい」と考えていたそうだ。しかし、多くのメガネ屋さんは分業制。就職先に迷っていた頃、とある会社に訪問した時の社長との出会いが康一郎さんに大きな影響を与えたという。「そこの社長はすごくフランクな人で、社員の意見を尊重する会社だったんです。どの店舗に行っても社員さんが明るくて。そんなお店を作れる社長に惚れて、この人がいるから、この雰囲気があるんだなーって。ここで勉強したいと思ったんです」と。

そんな社長さんに康一郎さんの眼鏡に対する熱い思いが伝わり、無事内定を貰えたそうだ。しかし、康一郎さんは単位が足りなく専門学校を卒業できなかったんだとか。それを社長に伝えたら「俺は別にかまわないよ。この人がいいっていう理由で選んでいるから。」と言ってくれたという。「あの人がいなければ、今ここにいなかっただろうな」と笑いながら話してくれた。

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『見える』 という喜びを作るために。

康一郎さんに眼鏡の1番の面白さを伺ったところ「接客でフレームを選んだり、検眼で目を測ったり、そういうものの技術の全てが詰め込まれてお客さんが眼鏡かけて『見える』っていう状況が出来上がる。なんていうかね、その全部をバランスよく、幅広くサポートしないといけない部分があって。お客さんの『見える』っていう喜びを作るためにいろいろな部分で頑張るのが面白いんだよね」と話してくれた。

また、康一郎さんは眼鏡を作るときに、お客さんの普段の生活や仕事環境などを聞き、お客さんの『見る』状況をイメージするという。そうすることで、その人に合うベストな眼鏡を提案できるという。そのようにお客さん一人一人と向き合ってサポートができるのは個人店の強みだと感じた。

「今、眼鏡ってライトにできるじゃないですか。ショッピングモール行って、5000円で、30分で作れる。あれもメガネ屋なんですけど。我々が考える眼鏡とは違うと思っていて。私が考える眼鏡は、すべてに関わってお客さんが見えるということに対して周りを固めていくような」と話してくれた。

ただ、眼鏡をかけて見えるというだけではなく、人それぞれの癖などを把握して見えることに対し貪欲になるのは、お客さんを一番に考えているからこそのものなのだと感じた。
今日も康一郎さんは街の人の目に寄り添り沿い、街の人の『見える』を守っている。

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『メガネのイザワ』
大田区仲六郷 2-31-9
03-3738-7612
10:00~19:00
年中無休

認定眼鏡士がお客様一人ひとりの眼鏡をサポートいたします。
お客様ひとり一人の「視生活を明るく快適に」をモットーに見る、見られる眼鏡の提案をさせていただいております。

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