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子どものためなんてクソくらえ
小4娘は勉強が、漢字や(きっと英単語も)百人一首を覚えるのが嫌いの様子。
春休みに14点の漢字テストを見つけて、私はクラクラし、Amazonで漢字ドリルを見漁って、1〜4年生分を購入した。
今、3年生に入ったけれど、覚え切れずに怒りながら、また泣きながら書いている。
いや、もう、その時点で覚えられない。
ドリルの時は覚えても、使わないと定着しないので、「自学ノートに日記を書く」も加えた。もちろん、本人は作文なんて大嫌い。
図工や運動は好きで、バレーの練習を増やしたいこの頃なので、「トレーニングの一環で漢字ドリルをやろうぜ!」とそそのかしてみたけれど、効果は………。
私の学校では力を入れていなかったようで、百人一首は一首も覚えず今に至る。
困ったことは特にない。
漢字を泣きながらやっていいことあるのか?覚えないとダメなのか?と親の私でさえ思ってしまう。
そう思いながらもドリルをやらせているのは、「子どものため」なんかではなく、「私が真っ当な親と思われたい」からだと思う。
そして、子どもを信じきれてないから。
だいたい真ん中、平均的な所にいてくれたら、私が安心できる。
私のため。
あと、現実的に35人学級を担任ひとりでみているため、落ちこぼれたらすくい上げてもらえない感はある。
多様性、なんて言ってみるものの、今の学校のカツカツぶりでは無理な気がする。
先生が悪いわけでもない。先生だって必死だろう。
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図書館のイベントで、好きに描いていいよ、と言われて描いたもの。
カメの花かと思いきや、「カメとテントウムシとチョウチョとトカゲの花」。
そして、描いている途中でクモが紙に乗ってきて、それも描き足している。
ヘンテコな絵。
親バカながら、私はいいなと思った。
私には絶対描けない。
近くで見ていたスタッフさんが、「娘さんの絵、素敵ですね。あんな発想すごい。」と声をかけてくれた。
他人でも、いいなと思ってくれる人がいた。
絵を描き、それを満足そうに説明する娘を見ていたら、そういう好きなことを全力で認めてあげたほうが幸せなんじゃないか?と思えた。
かといって、すぐに勉強を放棄する覚悟は私になくて、「日記、書こっか」と言っている。
「図書館」が書けずに、「図工の図に、書くに、かんは…食べるにうかんむり…」とヒントを出しながら、夕方のひとときを過ごしている。
さて、この絵をどこに飾ろうか。