シェア
加藤篤(日本トイレ研究所)
2020年4月13日 21:58
※「0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)」を誤って噴霧すると危険なので、昨日公開した記事を一旦非公開にして、使い方とまとめについて加筆しました。スキやコメントをくださった方、そして読んで頂いたみなさん、ごめんなさい。こちらをもう一度読んで頂けるとありがたいです。トイレや排泄をとおして社会を少しでもよくしていきたい、そんなことを日々考えているNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤です。n
2020年4月6日 17:29
トイレや排泄をとおして社会を少しでもよくしていきたい、そんなことを日々考えているNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤です。noteでは、うんちはすごい!ということを軸にして、日頃の気になったことなどを書いています。かなり久しぶりの投稿になってしまいましたが、今回は、新型コロナウイルス感染症予防としてのマスクについて書きます。トイレや排泄の話からそれてしまいますが、衛生に関する情報は重要なので、読
2019年11月13日 20:12
先日、小学校で全校児童を対象にうんちの授業を行いました。体育館が超満員になる状態で、600人以上の児童が参加しました。「えっ、そんな授業あるの??」という声が聞こえてきそうです…ほんとにあるんです!この授業が実現したのは、PTA会長の熱い思いからでした。学校保健という視点で、とにかく全児童にうんちの大切さを伝えたかったとのこと。そこで、PTA会長が学校に提案したところ、担当教諭からは「最近、
2019年10月11日 16:55
震災でも風水害でも、水洗トイレは使えなくなる可能性大です。停電で断水することも考えられます。水や食べ物があってもトイレが使えないと、そこに居られなくなってしまいます。そこで、かなり乱暴ではありますが、トイレに流す水がないときに備えて最低限やっておいてほしいことをまとめました。[その1]自宅のトイレ空間を有効活用自宅のトイレが使えないからといって、夜間や荒天時に屋外のトイレに行くのは大変です。
2019年9月17日 19:18
令和元年8月九州北部豪雨、そして9月の台風第15号、いずれも各地に深刻な被害をもたらしています。停電すると、断水する可能性が高く、それとともに水洗トイレが使えなくなります。今回は、平成30年(2018年)7月豪雨による被害のあった愛媛県の西予市野村支所、西予市社会福祉協議会、西予市地域包括支援センターの方々に、そのときのトイレ事情について話をお聞きしましたのでご紹介します。西予市地域包括支援
2019年9月9日 18:12
次から次に起こる災害によって、過去の災害が上書きされていくことに恐ろしさを感じています。現場からの学びを備えに変えていくことが必要です。今回は、平成30年(2018年)7月豪雨による被害のあった愛媛県にある西予市立野村病院でのトイレ対応について、山本静子(看護部長)さんにお聞きした話をまとめました。写真:山本静子氏(野村病院看護部長)出典:西日本豪雨を経験して 今後起こりうる災害への備
2019年8月20日 18:06
前回につづいて、便秘治療に取り組む別のお母さんにお話をお聞きしました。「出てるなら大丈夫ですよ」というフレーズがいかに悩ましいかを痛感しました。日頃から「うんち」のことは話題にあがらないので、私たちはうんちや排便に関する会話に慣れていません。そもそもデリケートな話題なので深掘りしづらいのだと思います。それがゆえに、なんとなくのやりとりが誤解を生み、便秘を悪化させていくのではないでしょうか。では
2019年7月17日 18:30
私が所属する日本トイレ研究所は、子どもたちが元気にすくすくと成長できるように、トイレ・排泄を切り口に、食、睡眠、運動の専門家と連携しながら、フォーラムを開催したり、情報発信を行ったりしています。先日、子どもの健康に関する活動で知り合った女性から、10年ぶりぐらいにメールをいただきました。かなり久しぶりだったので懐かしいなぁ、なんて思いながらメールを開いていると、そこにはお子さんの便秘のことがビ
2019年7月8日 18:39
2019年6月21日、Internet of Toilet フォーラムを富士通の協力を得て開催しました。ここでのメインスピーカーは宇井さん(株式会社aba 代表取締役)です。お話しいただいた内容は、うんちとおしっこを検知するにおいセンサーでおむつ交換を最適化するという取り組みです。今回は、宇井さんのお話をダイジェストでご紹介します。まずは、なぜ、宇井さんは「うんちとおしっこを検知するにお
2019年7月1日 18:31
今回は、特別支援学校のトイレについて紹介します。トイレに一番大切なことは何ですか?私は「トイレに一番大切なことは何ですか?」という質問を受けたことがあります。みなさんなら、なんて答えますか?たとえば、広さを重視する人もいれば、明るさや香りにこだわる人など、トイレに求めることはひとそれぞれで異なります。ですが、大きく括ると共通な要素が浮かび上がってきます。それは「安心」だと思います。
2019年6月24日 18:39
2019年6月17日、NHK NEWS WEBで「命を守る『TKB』避難所の“常識”が変わる?」が記事になりました。 命を守る「TKB」とは?TKBとは、トイレ・キッチン・ベッドの略です。なぜ、避難所でTKBが重要かというと、これらがしっかり整っていないと命を落とすことにつながるからです。トイレに関しては、以前の記事「トイレが嫌で体調を崩すメカニズム」を参考にしてください。避難所と言えば
2019年6月17日 18:23
ここ数年の自然災害は「記録的な」とか「最大の」というようなケースが多々あるので、何が普通ぐらいかが分からなくなってきましたよね。ただ、私たちにできることは備えることです。トイレが使えないときどうします?地震であろうと、水害であろうと、多くの水洗トイレが使えなくなるということは、これまで何度も書いてきました。では、水洗トイレが使えなくなると何が困るのでしょうか?もしも、何も備えがなければ、選
2019年6月3日 18:23
2019年5月24日、BBC NEWSJAPANに、公衆トイレの便器数について触れている記事がありました。その内容によるとイギリスの王立公衆衛生協会は、公衆トイレの便器数に関して、男女比1:2が適切という報告書を発表しました。女性のトイレの待ち時間は、男性に比べて長いことから、何とかすべき!という提案ですね。ごもっともです。便器数は大きな課題です。以前に「オフィスの便器の数はどう決めるのか
2019年5月8日 18:26
「うんちをする」って、あまりにも日常的で、当たり前のことなので、どのような手順と行為で、このミッションを達成しているかなんて考えたこともないですよね。悩まず、苦にせず、スムーズにできることは、実はとても幸せなことです。これからは人生100年の時代です。トイレは、いくつになっても自分ひとりで行きたいと誰もが思うはず。トイレで上手く排泄できなくなってしまうと、日常生活全般に大きく影響しますからね。