社内報をレトロ印刷でつくった話
ゆめみのBrandingチームでデザイナーをしているasakoです。
ゆめみは去年、フルリモート下で20周年に合わせてロゴをリニューアルしたのですが、IT企業ノベルティあるあるなMacbookに貼ってドヤりたい自社のステッカー(語弊あり)を、なんと1年もやるやる詐欺で作っておらず…(私のせい)
4月の新入社員のウェルカムアイテムに入れるぞー!とお尻を叩いて制作しました🌟
出来上がったはいいものの…300名ほどいるメンバーはフルリモートでほぼほぼオフィスに出勤することはありません。海外メンバーもいます🗽
・・・🤔
ステッカーだけを郵送するの、郵送費もったいなくない??
ということで、
急遽、ゆめみ新聞(社内報)つくっちゃおう!ということになりました📰
なんで社内報?
ゆめみはCOVID-19の蔓延が起きてから、かれこれ2年以上フルリモート環境を維持したまま、ほとんどのメンバーがホームオフィスで働いています。
その分、slackをはじめとしたオンラインのコミュニケーションでの情報は飽和状態。制度もどんどん変わるゆめみでは、全社に周知・理解してもらいたい内容は情報の海に一瞬で流れ去ってしまいます…。
これに関してはバックオフィス系のメンバーや私たちBrandingメンバーも日々苦戦していて(もう慣れたけど)、
何なら、1年前のロゴリニューアルも、下手したら、「今日からロゴ変わります!」というお知らせすらみんなに届かないんじゃないか…とハラハラしたものでした😇
そこでちょうど1年前、2021年の春にも、リブランディングブックという新しいブランドのストーリーを刻んだブックレットを作って、メンバーの自宅に配送しました。(こちらの記事参照)
IT企業で、ペーパーレスが日常的に浸透していると、フィジカルなメディアは返って新しい接点になります。
普段デジタルのチャネルで溢れてしまう情報も、別のチャネルだと目に留まる…!そんな狙いがありました。
今回は4月に就任した新しいチャレンジ取締役のお祝い記事をメインに、
・営業日カレンダー(意外とあると便利!)
・健康診断申込のお知らせ(年イチ必須だよ!)
・個人的に社内にお知らせしたい宣伝コーナー(完全に職権濫用!)
こんな構成になりました🎉
自宅に届くことで、メンバー本人だけでなく家族の目に会社の存在が入るきっかけになる効果も狙ったり、何より、今回チャレンジ取締役に就任したメンバーに対し、全社でお祝いしているよ!ということをご家族にも見せてあげれたらな〜なんてことを思っていました。
我が社の人一倍優しさと人間味があふれる広報のぎゅんぎゅん氏も早速取り上げてくれました🎈
はい、で、タイトルの後半戦。
レトロ印刷ってなに?
レトロ印刷とは、大阪のJAMという会社がやっているリソグラフの印刷サービスです。
リソグラフは、シルクスクリーンのように版に孔(あな)をあけて、そこからインクを押し出して印刷する孔版印刷という方法。
「小学校のときのわら半紙のプリント」とか言ったら、伝わるでしょうか?歳がバレるやつでしょうか??🙈
低コストで制作できて、版ズレ・かすれ・ムラが味となって楽しめる人気の印刷です。
実はリソグラフ(通称:RISO)、日本の理想科学工業が1980年から販売している事務用のシルクスクリーン印刷機のことなんです。
最近では、海外でもアートブック市場のZINE制作などでも随分人気が続いていて、クリエイティブなスタジオがいろんな国にあります。
日本生まれの文化が世界に広がっているのは、とっても嬉しいですよね。わたしも大好きな印刷仕様です。
今や国内のリソグラフ印刷屋さんの代名詞でもあるレトロ印刷(JAM)も、コロナ禍の打撃を受け、SAVE THE JAMというクラウドファンディングでの支援を募っていました。
JAMさんには日頃お世話になってましたし、私自身、日本うまれのカルチャーを継承してくれている会社さんには続いていって欲しいと思っていた一人だったので、当時も支援をさせていただきました。
普段は自分の制作で利用していた目的が多く、今回はじめて業務の制作として発注できたのは、嬉しかったです🎉
もし、興味を持ってくれるメンバーがいたら、またカレンダーや暑中見舞いとか、イベント的にやってみたいです🙌
今日のポイント
冒頭にご紹介したステッカーは、今後何かのイベントに合わせて社外の皆々様にもお披露目したいです〜🎉
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