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【目標設定の重要性と患者さんの自尊心の満たし方】


今年、初めての代表コラムです。

青木です。本年もよろしくお願いします。

さて、本日のテーマは【目標設定の重要性と患者さんの自尊心の満たし方】

昨今では当たり前である、患者さんとの目標設定です。

訓練だけをするのではなく、目標となる場所に向かって患者さんと共有することは重要です。

この技術は容易ではなく、難しい。
うまくできなかったな…といった患者さんとの経験が皆さんにもあるかと思います。

ここで重要なのは「誠意を見せる」ことです。ここが重要ですが、これだけ言われたら意味がわからないと思います。

・相手の自尊心を満たす

これです。

セラピストにありがちな
「こうやりましょう」と言った指導で、やや上から目線での立場で振る舞ってしまう。

これNGです。正直「言って変わる」なら指導は容易です。正義感が強すぎる人ほど、これありがちで対人関係のトラブルの元です。相手が悪いわけではないことを気づくのも重要です。

しかし、うまくいかないのが人間ですが。

自尊心を満たすやり方はいくつかあります。

傾聴?と思われがちだが、これもラポール形成につながりますが目標に向かうことはこのテクニックだけでは難しい。以下が重要です。

○常に笑顔・・・相手に機嫌を伺わせる態度は素人です(今日先生怖いね・・・、元気ないね・・・、大丈夫?)。イライラしてるね。これ言語道断に近いですが・・・・。

○9割の傾聴+客観的データを用いる。9割聞いて、1割を仕向ける。この1割で目標を作っていく。データは論文とかではなく、ホームページなどのレベルで視覚的に認知してもらう。相手の性格に合わせることが重要です。学術的な思考がある患者さんの場合には論文も重要です。

○褒める・・・これまでのプロセスを認める。わかりやすく言えばタバコを吸っている人に対して「百害あって一利なし」といったことを示して、本人が納得するはずもありません。相手の生き様を否定しているからです。タバコの利点をまず示しましょう。例えば、喫煙所での対人交流の広がりありますよね〜。タバコの休憩時間は心地良さそうですね。リフレッシュしますよね。探しまくってください。

上記を意識して患者さんとつながってみましょう。

もし「はっ」と思った人は、今日から直せばいいだけです。

前向きに行動していきましょう。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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