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【今日の】#1「知らない」を楽しむ

今日の「デザイン」「学び」「素敵」「発見」を
ワクワクするものとしてまとめたnote。

⓵今日の「デザイン」

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引用:Ropé Picnic

二次元×三次元のデザイン
コマ割りでのレイアウトと
漫画のような線画は相性がいい。

さらに二次元のモノをモデルとした三次元での表現は
「もし現実世界に〇〇がいたら」
といった見ている人の想像力を無意識にかきたてる。

通常デザインは、
「視る」→「感じる」 この過程において
何かを伝える、何かを感じてもらう、ここに苦労する。

二次元×三次元は本来相手に伝えるその中身を
「構成」だけで見る人に働きかけられるデザイン
として何だか良い意味で「ズルいなぁ」と言葉が漏れる。

⓶今日の「学び」

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引用:G.River @GR_River 

「粗密・注視点」
熟練のイラストレーターが
無意識に身に着けているこのスキル。
平面イラストでは奥行きやギャップを出すのが難しい。
そこで登場するのがこのテクニック。

 粗密:デザインを密にする箇所では
       スペースと線を細かくする
注視点:最初に目を引くポイント
    ・明暗をつける
    ・反対色を近接させる
    ・粗密を作る
     ことで意図的に注視点を作ることができる。

 この「注視点」はUI作成時に学術的に応用され、
Vision analysisというカメラを使った視線監視技術から
Webで最初に目を引いた部分を分析して
UIを向上するといった実験がある。

 動画編集においてはラプス調整で「スロー → 倍速 → スロー」
という見せ方がCinematic Videoでもよく使われるが
素材の撮影時に
・見せたいものの反対側には広い何もないスペース
・被写体の反対色や色を引き立てるものを側に置く
といったテクニックとして応用ができそうだ。

⓷今日の「素敵」

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引用:物件ファン 階段好きにはたまらない上って上る家。

家の中にある階段を見るとワクワクする。

―――小学校に上がる前、
 夏になると親戚の別荘に遊びに行っていた。
 そこにはトトロで見るような古い木造家屋で
 一段上るたびに ギコー っときしむ階段があった。
 上の階にはレコードタイプのゴジラがあり、
 世代ではなかったが
 円盤で動くビデオ、特撮の古い映像、広い2階のお家、
 普段感じることのない非日常の連続で、
 階段のあるお家はワクワクの始まりだった―――

階段の途中には
茶の間、書斎、トイレがある。
登り切った屋上にはルーフバルコニーだ。

「きっとこのお家に住めば、
 子供が友達を連れてきたとき、
 僕が子供の時に感じたワクワクを
 プレゼントできるかも」

想像してしまう。「素敵」じゃないか。

⓸今日の「発見」

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引用:GONPACHI HP

「権八」という西麻布の有名なレストランがある。
ブッシュ元大統領と小泉元首相の
歴史的な「居酒屋会談」や、
映画監督クエンティン・タランティーノの
「Kill Bill」のシーンのモデルになったことで
世界的に有名になった場所だ。
値段層は5000円前後、
居酒屋にしては高いが、和食料理屋としては安い。

サービス業を営む父が若かりし頃、
この店に視察に行ったことがある。
当時、飲食店として大成功していた成功の理由、
サービス業従事者として4つの学びを得たという。

1)営業力
店長内線「19:00時点売上60万足らないよ××席回れ」
裏方でそうした声が聞こえると
若い女性スタッフが各席に

「今日は〇〇産の搾りたてサワーが美味しいんです、
 飲み直しの一杯にお兄さんいかがですか?」

「お皿下げさせていただきます、
 ちょこっとしたおつまみで
 ××がおすすめなんですがいかがですか?」

声をかけて回る。断れるはずがない。
わずか30分の出来事だ。

料理と飲み物を全卓1回転 させたのだ。

2)実力主義
「バイトの時給はみんなで決める」
ほとんどの割合をバイトで占めるこの店では
バイトの時給をスタッフ全員で決める。

〇〇「私は1500円の働きをしています!」
全員「いいやお前は2000円の働きをしている」

そうして昇給していく。
売上や客への対応の良さが
ストレートに自分の評価につながる。
日本の、特に当時の社会情勢の中で
実力主義をここまで入れ込んだ仕組みはなかった。
この新しさに力をつける者も多かったが
心半ば、意志折れるものも少なくなかったという。

3)エンタメ
鉄板焼きや藁焼き、すし屋といった
客の目の前で料理を作るお店は
「調理」をエンタメとして客に提供する。
その素早さ、キレ、美しさに
僕らは食事を待つ時間すら
楽しい出来事として心に残す。
居酒屋というジャンルは「客との近さ」
カジュアルさが売りのスタイルだ。
自分たちの強みがどこにあるかを理解して
このエンタメを取り入れた先見の明には脱帽だ。

4)差別化
写真上部、2階のこの席は
何度も来たことがある人しか通してもらえないという。
「いきなりステーキ」が売れた戦略の一つに
こうした客のランク付けというものがある。

「何度も来てくれたお客さんには
  それだけ良いサービスしますよ!」

当たり前の話だ。ただしこれが
こと有名店になるとさらに価値が爆上がりする。

上席や大事な人をこのお店に連れていく、
通されるのは一部の人だけが進める特別な空間

居酒屋にこのVIP制度を適用したのは革新だった。


こうした
・金銭的モチベーション作り
・攻めのホールスタッフ
・初見を摑まえる真新しさ
・リピーターを作る依怙贔屓
サービス業が大切にすべき本質を
余すところなく実現した
サービス業を極めたお店だ。

父はここで
「サービス業の何たるかを」垣間見たという。
僕も一度ここへ勉強しに行ってみよう。

⓹「今日」を振り返って

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初めての執筆、始まりの日。
社会人になって
変わらぬ何かの連続に慣れてしまうと
僕は 「心が老いる」 と思う。
子供の頃にワクワクが多かったのは
知らないことが多かったからだ。

だが
オトナになると「知らない」が怖くなり
オトナになると「知らない」を避けるようになる。

だからこのブログでは
僕自身が「知らない」に向き合い
今日の新しい知識、発見、考え、学びを
自分の中で消化して言葉として昇華して
誰かにも「知らない」を届けることで
ワクワクを広げられればと思う。

色づいてしまったオトナの心を
一度 「白」 に戻して。
「知らない」を楽しむ。





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