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コンテッサ35、動く

ついでに、いつもの写真屋さんに

土曜日、ちょっと石巻へ行く用事があり、仙台から国道45号線を北東へ進みました。
途中で片側2車線だったのが1車線になり、さらにある交叉点で右折待ちの車の後ろの車(あたしの前にいる)にブロックされているとき、そーだ「いつもの写真屋さん」開いてたら寄ってこう!と急遽左折しました。
1kmもいかないところに「尚光堂」はあります。

ウリはモノクロフィルム自家現像。
東京送りの送料もかからないし、仕上がりも比較的早い。
次の週末に取りに行けるくらいの間隔ですが、他店だともっと時間かかるんでしょ。
仙台近郊の方は要チェック!
暗室時間貸しもしています。

たしかいまの社長、お店の主人で3代目。
震災後、初めて入ったとき…なんで入ったのかは忘れたわ…お店にあった、オリンパス光学XAを買ったのが、あたくしのフィルム写真への回帰になり、以後は現在に至るまでネガフィルム、銀塩写真とカメラをなおのこと偏愛する人生に。
そのままデジに完全移行してたら、いまのおしゃまはなかったかも知れん、そう思うと運命の配剤だったのかもね。

神の手はコンテッサを

いつもあらたに入手したカメラがあると、なにかの序でに見せに行くのが、あたし的な慣例なのですが…
お店に入るなり「ひとからコンテッサ35をもらいました」というと
「コンテッサ! 懐かしいね」
「(ブツを取り出し)シャッターが切れないんです」
と言って店主に手渡すと、すぐにシャッター周辺部を押したり引いたり…

「なんかこの部分が引っかかってるように見えない?」
「そうですね…」
丁度下の画像1枚目で、人差し指が触れてる部分を主人が押すと
シャッター自体はなんなく軽やかな音を立てて切れました。
この間、ものの10分程度。

再現度低い再現画像1
再現画像2
再現画像3

3枚目で、シャッターチャージレバーが下がってるのがおわかりだろうか?
指に隠れているしうまく撮れないので勘弁していただきたいですが、その付近にあるなにかの突起が、シャッターレリーズレバーの動きを阻害していると推理したようで。
「フィルム詰めないと作動しないらしい」とあたしが言うなり、主人は裏蓋開けて、スプロケットを指でくるくる回す。
然るのち、レリーズレバーはこれまた軽やかに音を立てて下がりました!
万歳!…ではなく、脳裏に浮かんだのは「神の手だ…」というひと言。
カメラのオーバーホールも、愛車FTR250(233ではない)のレストア&カスタムも器用にやってのける店主は、実はね凄腕の写真家でもある…かっこいいね。
あたしには真似できない。
その様子を、ほんとは撮りたかったのだけど、真剣にやってる最中にひとの手許を至近距離で撮ったりはできないよね。

かくなる上は、試し撮り

夕方帰宅して、早速フィルムを詰めてみました。
しばらく前に知り合いから安く譲ってもらった、ロモグラフィーCN100、期限2018年に切れてるやつ。
10年経過してないなら、ぜんっぜん古くないよ。

フィルム装填は容易かと。
巻き上げ軸にスプールがあり、フィルム先端を差し込んで巻き上げればいいようになっている。
パーフォレーション(フィルムの孔ね)がかかる突起も表にあるから、
オリンパや京セラの手巻きカメラのような、中空の巻き上げ軸の溝に差し込んで巻く方式より、簡単確実に装填ができるってわけよ。

なので、先端が引っかかったようなら、すぐ裏蓋を閉めて、巻き上げノブ(左手側)を回していくと、自動で1枚目の位置で止まる。
オートマットという仕組みらしい。二眼レフでおなじみですね。
その時点で、底面にある手動セットのフィルムカウンターを合わせるのですが、これ逆算式カウンターですよね。
最初にフィルム枚数分に設定して、撮り終わりに1に戻るんだと思う。
だって最初に1に合わせたら、ずっとそのままなんだもの。
よーく勉強しておけば良かった。
こんなに早く使えるようになるとは思わなんだ。


以前2,200えんで買ったマミヤ35から、ストラップと三角環を外してつけた。
そのマミヤは、購入して試し撮りしたときには目立たなかったカビが進行して、無惨なことになっていた。
防湿庫に仕舞っていてもこれだものな。残念。

次回あたりには、ファーストロールの現像結果をご覧いただけるかな。
11月もなかば、まだこちらでは公開してないネタとか写真がいくつか溜まっているんだけどね。
年末までには…


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