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国家総合職 合格体験記 ③ 二次試験 - 試験勉強編

 このノートでは、国家公務員総合職(大卒程度・教養区分)の二次試験勉強編について、筆者が気持ちよくなるために書いています。
 教養区分の二次試験は、春試験の二次試験より試験科目数が多く(?)重めな印象だったと思います。それにもかかわらず、ネット上にほとんど情報が落ちていなくてめちゃくちゃ困った記憶があります。この記事を読んでくださったみなさんが少しでも参考にしてくれればという思いで、完全有志で書きます。
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筆者の得点と勉強できなかったアピール

 筆者は、素点で以下の点数でした。
企画提案試験  :7
政策課題討議試験:B
人物試験    :D(!?)

 人として終わっているようなので、人物試験に関してはあまり参考にしないようにご注意ください。
 こうしてみると、英語加点なし・面接D評価でも合格してるんですね・・・。他の科目でも突出して良い成績を収めているわけではないので、自分でもなぜ合格したのか不明です。教えてください。

 あと、一応皆さんやってらっしゃるようなので僕も勉強してないアピしておこうと思います。10月にちょうど仕事が変わって、今まで4人でやっていた仕事を2人ちょいで回さないといけなくなり、10月の労働時間が過労死レベルで鬼のように忙しかったので、結論から言うと二次試験の対策はほとんど出来ていません。それでも最低限やるべきことはやっていたとは思うので、そんな短時間で何をやっていたのかを武勇伝として語っていきます。

企画提案試験

試験勉強について

 一次試験合格者向けに案内されたのは、「国土強靭化5か年計画を読んでおけ!」でした。以下は実際に私が試験対策としてやったことです。
①5か年計画が要約されたパンフレット版のほうに目を通した。
②南海トラフ対策に山を張り、対策を考えた。(本番のお題は水害対策だったので大ハズレWWW)

 以下、時間的にやれていないが、先輩の教養区分合格者がアドバイスしていたことも書いておきます。
③我々が想定するような問題で大体あたるから、問題を複数想定して実際に文章として書いてみる。
④③を友人に見てもらってアドバイスをもらう。

ぐらいだったと思います。僕は対策について全く知らなかったので、②~④については某省庁の内定者懇親会的なのに参加して、教養区分合格者の先輩に直接聞いた情報です。もうこの時点で情弱の方にとってはだいぶ役に立っている気がします。スキボt(以下略)

試験勉強ではないが重要なこと

 ここからが皆に共通していることだと思いますが、「ペーペーの素人が政策案なんて考えられるわけがないし、ましてや現役の官僚に説明するなんて無理」と感じると思います。これについてはその通りなんですが、では、企画提案試験ではどのような内容を書けばいいのかについて書いてあげます。
 
例えば地震対策を考えるとして、津波対策用の防波堤(?)を作るとしたら①財源はどうやって確保して、②工事は〇〇にお願いして・・・等は考える必要はありません。

ではどのような内容に言及すればいいのかというと、(数値や内容は適当)
①現状整理
地震による被害額はxxx円、被害者はxxx名、このままいくと大きな被害が想定される、過去の被害実績はxxx、等により、対策が必要であることを示す。
②課題整理
特に〇〇湾の対策が遅れており対策が急務、道路整備が進んでいないせいで72時間以内の救助ができず人命が危機に晒される、高度経済成長期に建設された学校等の施設の老朽化が進んでおり全国の学校で大きな被害が想定される等
③課題に対するアクション(提案する政策となる)
提案するレベル感については、「学校の建て替えが必要」といった感じで、②の課題をそのまま対策としてもよい。ただし、それだけだとなぜ学校に絞った?となりうるので、(A)課題が複数あってその中から特に重要なものをピックアップするならその根拠(児童の被害は将来に大きな影響を及ぼす・全国の学校の老朽化が進んでおり地震被害の90%を占める等)を述べるか、(B)複数の課題をパッケージングして一つの政策とする。超雑な例を挙げるなら、「ハード整備の促進」とパッケージしてその具体的項目として、〇〇湾の湾岸整備・道路整備・学校建て替えが入っているイメージ。

 まあこんな感じで、
①本番配られる資料を用いて、現状分析→課題整理→政策提案の流れを書く
②財源は意識できるに越したことはないが必須ではない(むしろ言及するほうがツッコまれるか?ツッコまれて別のところからもってくるしかありません、で乗り越えたという報告もアリ)
くらいは意識していた。ついでに合格者のアドバイスをここにも載せておくと、
③政策の実施主体が地方自治体なのか民間なのかわかると良いか
④都道府県等ですでに実施して成功している政策を見つけると実例というだけあって政策の信頼性等が高いものになるか
⑤過去に打ち出された政策はさらっておけ
等がありました。

政策課題討議試験

 これは何も対策してない。試験当日編で詳細は書く予定だが、どんな試験かでいうと、
①資料が3つほど(ウチ1つは英語だったかな)配られて20分以内で読む+賛成or反対のレジュメを作る(まっさらなA4に手書き、当日までお題は発表されない)
②資料とレジュメは回収され、ディスカッション試験が始まる前に準備時間に返却・その後ディスカッション試験の前に受験生と評価者の前でレジュメに基づいて発表
③6人の受験生とディスカッション・3人の評価者がいる
くらいかな?

あ、誰でもできる対策ありましたわ。「クラッシャーにならないようにしましょう」そういえば「あくまで協調性!」って周りからもチラホラと聞こえてきた気がする。

一応僕がどんなレジュメを書いたか紹介しておいたら参考になるかもしれないので、載せておきます。

賛成or反対
 理由①~~~(資料Aより)
   ②~~~(資料Bより)
   ③~~~(資料Cより)

 賛成⇒考慮事項(例えば規制に賛成ならば規制の際注意点があるはず)
 反対⇒代替案 (ただ反対です!ではなく、ではどうするのか)

賛成の場合と反対の場合のメリデメ
     比較事項① 比較事項② 比較事項③ 比較事項④
賛成    xxx     xxx     xxx     xxx
反対    xxx     xxx     xxx     xxx

レジュメ構成(マークダウン使ってないため表記崩れてたらスマソ)

人物試験

 面接カードというのを事前に書いて、それに基づいた内容しか聞かれないので、自分が自信をもって語れるように準備可能です。
 ま、面接Dの僕が書くことはないので、気になる方は、
・コンピテンシー面接
・国家総合職・面接評価シート
みたいなので検索してみてください。僕は面接評価シートの評価項目に対するエピソードを語れるように準備して臨みました!!!(D評価)

終わりに

 ここまで読んでくれてありがとうございます。僕も気持ちよく偉そうにかけたし、多少なりとも皆さんの参考になれたとしたらwin-winです。
二次試験当日編については、元気があったら「国家総合職 合格体験記 ④二次試験 - 試験当日編」で書きたいと思います。

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