国家総合職 合格体験記 ② 一次試験 - 試験当日編

 このノートでは、国家公務員総合職試験(大卒程度・教養区分)の試験当日の出来事・考えていたことについて、徒然なるままに書き連ねます。
 ちな、僕の得点は、素点で
知能(基礎能力Ⅰ):15点
知識(基礎能力Ⅱ):20点
総合論文Ⅰ部   :5点
総合論文Ⅱ部   :7点
でした。

試験前

 そもそも、試験日から1か月ほど前、英語加点があると知っていたので申し込んでいたTOEICの会場へ行くと、身分証の提示を求められたが、財布の中に免許証がない!?となって受験できず、教養区分の合格自体を諦めていた。25点加点の730点以上は取れたと思うし、25点って一次試験だと6~8問分程度?、二次試験だとA~D評価のワンランク分程度?の価値を持つほど大きな点数だから、それなしで秀才たちに勝てるわけがないし、むしろハンディキャップ背負って勝てるわけがないと思っていた。

 試験会場は、武蔵大学 江古田キャンパスだった。江古田なんて行ったことこともなかったが、池袋から西部豊島線に乗って江古田まで向かうと、うじゃうじゃと大学生くらいの人がたくさん降りていったため、地図アプリを開くのが面倒くさかった私はとりあえず彼らの後についていった。途中にあったセ〇ンイレブンでお昼ごはんと、アプリで配布されていた半額クーポンでカフェオレとかレッドブルとか買って外に出ると、また別の受験生らしき人達が歩いていたので思考停止で付いていったら駅から8分くらい?で会場に到着した。

 いつも遅刻しがちだが、珍しく30分くらい前に到着すると、建物がまだ空いていなかったようで長蛇の列に並んだ。周りの人はみんな東大生・秀才ばかりなんだろうなぁ~とおびえながら待っているとようやく建物が開いて受付が始まった。受験票に事前に穴をあける場所があったりして準備が面倒くさかったのだが(僕はハサミでそれとなく穴をあけたが、twitterではわざわざ穴あけパンチを買って穴をあけていた人も見かけた笑)、受付にパンチあるんかいっ!!と思いながら受付を済ませた。

 張り出されていた受験上の注意事項を読んでいると、マークには必ず鉛筆を使用することと記載されており、鉛筆なんて持ってないわ!大丈夫か?とそこら辺の試験官に確認したところ、「マークの読み取りは保証しないが、シャーペンでも受験すること自体は可能」と回答をもらった。今のマークシートの読み取りは赤外線の反射率?だかを利用していて、16?段階中、鉛筆で正しくマークすると15~16?くらいで認識されて、シャー芯には黒鉛以外のものが含まれているために反射率が低下するものの12~14?くらいで認識され、マークされていると判定されるのは4以上?みたいな、超あやふやな記憶があったが、結論としてはシャーペンで正しく読み取られない可能性は極めて低いと理解していたため、シャーペンで受験することを決意。後日成績開示した際、自己採点と実際の得点は一致していたので読み取りエラーはなかったものと推測されます。他にもマーク欄を正しく塗りつぶさず、線を一本ピロピロ~って書くだけでも正しく認識されるというような実験もあった気がする。(シャーペン利用は自己責任です!!!)
 
 
そんなこんなで、試験を迎えました。

試験中

知能(基礎能力Ⅰ)

 結論から言うと、時間足りねぇ~でした。いつもじっくり時間かけて問題を解くよりもアクセル全開でペースアップして取り組んだはずなのに時間足 りなかった。
 原因は、以下2個くらいじゃないかな?
原因①:時間をはかって過去問を解いたことがなかった
原因②:僕の知能に対して問題が難しすぎる(どうしよもない)
 ということで、マジで時間ないから不安なら通して時間配分考えておくとかの対策しておいても良いかも!問題が難しいのはどうしようもない。解き方が典型的な問題はやりゃいいけど、どうしてもその方法では対応できない問題もあるから、あとは運命力を磨いておくくらいか。

 
それで、僕が実践した解き方は、
解き方①:取り掛かる順番の工夫(文章読解→英語→統計→判断推理)
解き方②:解けない問題は後回し
解き方③:配られたときに文章読解の問題が透けるから読む!
 
これ、別にドヤ顔で書くような内容じゃないから知ってるよね。統計の問題とか本当にエッチな数値設定してあって、概算だと数値の大小判断できないものとかあったりしてめっちゃ筆算しちゃった。これベストな解き方ではないと思うから、正しい計算方法勉強しておいてもいいかも。

 得点内訳は、
文章読解:3/3 (センター国語は6割レベル)
英語  :5/5 (英語力はTOEIC700点台レベルだと思ってる)
統計  :4/13  (こうして見ると酷い)
統計  :3/3 (時間かけりゃ解けるから)
 こうしてみると、こんな得点の仕方で6割強の15点取れるのか・・・

 余談だが、試験中の出来事で覚えていることは、
①セ〇ンイレブンでレッドブルを買ってしまったために、めちゃくちゃトイレに行きたくなったこと
②クシャミするときに、クセで服の中に向けてクシャミをするのだが、それを見てた隣の席の人が「マスクの中でしろよ・・・」とぼやいていたこと
(彼は不合格だった模様で、気を紛らわせてしまったとしたらゴメソ)

知識(基礎能力Ⅱ)

 これ、特にないから、自分の学習状況だけ書いておく。ちな、僕は理系で大学受験をしているため、物理化学・地理の選択でした。

時事・一般常識:勉強した、まぁまぁいけた
数学     :無勉強、懐かしくて忘れ気味だったが問題簡単すぎるやろ
物理     :無勉強、懐かしくて忘れ気味だったが問題簡単すぎるやろ
化学     :無勉強、穴埋めの他の文章があったからわかった
生物     :ちょっとだけ勉強した、勉強したとこに近いとこ出た
地学     :無勉強、知らん
日本史・世界史:無勉強、知らん
思想     :勉強した、間違えたWWWWW
絵画     :無勉強、知らん
政経・社会  :勉強した、まぁまぁいけた

これで20点取れた。
問題自体は難しくないから、どれだけ時間があるかに応じて学習量の調整すればいいと思う。

総合論文

 「キミ、教養区分試験を通じて得点配分一番デカイやん・・・」とテスト前に気付き、休憩時間にそこら辺のネット記事読んだが、特に役に立たなかった。その理由として、過去問を解いてみて他者に読んでもらうという対策しか書いてなかったから。これをやることに越したことはないと思うが、フィードバックで得られるのは論理的矛盾以外では、論理的過不足しかない。2時間の小論文で政策を述べるのに論理的過不足で評価するのは難しいし、平等な採点という観点からも、論理的過不足よりも論理的矛盾が重視されているはずだ。したがって、論理的矛盾がないような文章にするには他社に読んでもらうのも必要だが、以下に掲げることを意識すれば良いと思う。

 あまり他に書かれていないような内容で、僕が思うのは、
①資料の内容を網羅する
②課題や対応策を複数挙げるときは、①②などの記号を添えて文章の構造を明確にする

ことだと思う。①は当たり前だから省略。資料が3つあったら3つのことに触れましょうくらい。

 ②については、このノート読んだらわかると思うが、結構記号書いてあって、もしこれがなかったら、文章量が増えて読みにくくなると思うし、文章間の対応関係もわからなくなると思う。
 どこまでちゃんとした文章の形式?から離れて良いかは不明だが、例えば、「〇〇について課題を複数挙げ、その理由と対応策を述べよ」という問題があった場合、回答として、以下のように書いたらわかりやすいと思う。

課題
①         :xxx
②         :xxx
理由
A(課題①に対応) :xxx
B(課題②に対応) :xxx
解決策
あ(課題①に対応) :理由Aによりxxx
い(課題②に対応) :理由Bによりxxx

構造化されすぎた回答例

 これがやりすぎだと思ったら、これをもう少し文章チックに書けば良い。たとえば、
「課題は2点あり、①xxx②xxxである。その理由として、課題①については(A)xxx、課題②については(B)xxxだからだ。したがって解決策は課題①については理由Aに基づきxxx、課題②については理由Bに基づきxxxである。」
みたいな感じか。記号を使わずに同じ文章を書いてみるとわかるが、文章量も多くなり、読んでもわかりずらくなると思うし、何より、すべての問題に共通して通用する。各論の知識充填もよいが時間のある人だけがやれば良い。

試験後

 会場が西部豊島線上だったので、池袋まで戻って彼女と居酒屋でおいしいご飯を頂きました^^b
(2023/3/8追記)別れました……

 それはさておき、別にめちゃくちゃ頭が良い彼女ではないが、僕が捨てた絵画の問題とか多少知ってたりした。合格するまでは、何事も勉強精神みたいなの持っていても悪くないかもな、とは思ったものの、意識高い系みたいになりすぎて友人関係崩壊はしないようにしたいとも思った。

おわりに

今回は割と読み応えある記事になったのではないでしょうか。
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