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国家総合職 合格体験記 ①一次試験 - 試験勉強編

はじめに

この体験記は、国家総合職(大卒程度・教養区分)の合格体験記になります。
ただし、教養区分の一次試験は、春に実施される専門科目試験でも同じような内容が出題されるはずなので、参考になる場合もあるかと思うので、是非とも読んでみてください。

また、私は大学卒業後に社会人として働きながらの体験になりますので、この記事をご覧になるメイン層は学生だと思いますが、みなさんはもっと頭が柔らかく時間もたっぷりあるかと思うので、状況が違うということだけは頭に入れておいていただけると読みやすいかと思います。


勉強期間

2021年3月から一次試験日(2021年9月末)までの半年程度


予備校利用

なし

金銭的な理由が100%を占める。50万くらいするんじゃないかな。

ただし、利用するメリットもあって、パット思いつくのは以下2点かな?
時間的観点:学習計画に対して思考停止できる
精神的観点:学習内容に対して安心できる


一日あたりの勉強時間(平日)

2時間できたら良いほう。

コロナ下ということもあり、蔓延防止措置によって(?)喫茶店が夜20時までしか営業してなかったのがこの年の特徴だったため、家で勉強できない私にとっては夜20時以降は必然的に勉強できないことになる。最初の1か月くらいは気合が入っていたので、朝7時くらいから仕事開始の朝9時くらいまでの2時間は確保していたが、次第に朝起きれなくなり断念することになる。

その後は基本的に仕事後の18:00-20:00が私にとっての勉強ゴールデンタイムだった。ただし経営コンサルさんはとてもお忙しいため、18時に仕事は終わらないことがザラで2時間できたら良いほうだったということです。

平日のタイムテーブル


一日あたりの勉強時間(休日)

4時間くらい。

勉強が大好きというわけではないので、一日に集中して勉強できる時間には上限があると思い込んでいる。(ソシャゲでいうところのスタミナのように一定時間経過しないと十分なスタミナが回復しない。)

幸運なのか不運なのか、社会人になると休日でも朝9時頃には目が覚めてしまう。それからスタ〇バックスでアイスコーヒー(ショートサイズ・デカ目のマグカップ持参・ミルク上まで)を注文してお昼頃まで勉強。
平日は在宅ということもあり、まともなランチが自宅周辺になければ、遠くで食べに行く時間もないため、休日のランチくらいはちゃんと食べたい。行列に並ぶことも多々あり、14時頃に勉強再開といったところだろうか。ここから2時間勉強すると疲れる。
営業短縮要請の最大の欠点は、飲食店のラストオーダーが19:30とかであること。意識高い系のお店だと19:00だったりもする。そのため、20時までに夕飯の選定から移動から食事から帰宅までを終わらせないといけないというのが生活を規制されているという感覚だった。

休日のタイムテーブル

一説によると日本人の平均睡眠時間は6~7時間程度らしく寝すぎらしい


使用した教材・勉強割合(全体)

①新スーパー過去問ゼミ(6割)
②国家総合職教養試験過去問500(4割)

この2冊で十分では?
以降ではそれぞれの教材をどのように利用したか記す。

①新スーパー過去問ゼミ6
各章に数ページの短い説明がついていて、それを読んでから⚡カミナリマークだっけかな?の最低限やれマークがついている問題を解いた。
最初は⚡カミナリマークに加えて、国家総合職の問題も解いていたが、私の勉強スタイルでは勉強時間が足りなくなることに気付きまもなくやめた。

読んで覚えるタイプのため、計算問題以外ではノートやペンをほとんど使用しなかったことが勉強するのに有利に働いたように思う。喫茶店とかで教材どん!ノートどん!だとほかの人の邪魔になってしまうようで、また、ヘビー勉強マンだと思われる恥ずかしさ?から私はあまりやりにくいのだが、読んで覚えるタイプのため、喫茶店で参考書一冊、あたかも本を読んでいるかのようにクールに勉強することができた。(別にかっこつけてはいない)

使用した教材・勉強割合(新スーパー過去問ゼミ)

新スーパー過去問ゼミシリーズはたくさんあるが私が購入したのは6冊。
1冊あたり2,000円くらいだからこれだけで12,000円か・・・高いね。
①数的推理(40%)
②判断推理(40%)
③人文科学(5%)
④自然科学(5%)
⑤社会科学(5%)
⑥文章理解・資料解釈(5%)

①数的推理、②判断推理について
この二つが一次試験「Ⅰ部 知能」24点のうち15点くらいを占めるはず。

一次試験の構成が、
「Ⅰ部 知能」24点満点
「Ⅱ部 知識」30点満点
であり、前者のほうが1問あたりの点数が倍くらいあるらしい。
絶対的に考えるのであればこちらの勉強をお勧めする。

それに対して、2021年度の結果では
「Ⅰ部 知能」標準偏差3.5
「Ⅱ部 知識」標準偏差5.0
らしいので、受験生間で差がつきにくい傾向にあるらしいため勉強効率が良いかは不明。
(参照:https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/heikin/shikencp_heikin.pdf)

ちなみに、一次試験を簡単に試験を説明するならば、
「Ⅰ部 知能」:難し目のSPI
「Ⅱ部 知識」:大学受験の理科社会が全部(ちょっと大学の範囲?)と時事

本題に戻ると、①数的推理、②判断推理はやっといて良い問題もある
同じ問題は絶対に出ないが、似た問題がでる可能性があるくらいの気持ちで、特殊そうな問題は思考力を試すのに使って、典型的な問題は解き方を学ぶのに使った。ただし、図形の問題とかって練習して解けるようになるのか?という疑問はある。解説読んでも、なぜそのような思考に至った?と疑問に残るような解説をしていたり、ある程度センスがないと難しい気はする。

一方で対策可能な典型的問題はやる価値ありだと思う。いわゆる命題問題で、A⇒Bが正しいかを検証していく問題。思考しても解けるけど、機械的に解けるほうが、本番キツキツの時間で解くのに有効だと思う。

③人文科学、④自然科学、⑤社会科学、⑥文章理解・資料解釈について
センター試験の内容覚えてないならやっとけ、程度。

私はセンター試験で使用した科目はざっと振り返って、やっていない科目は捨てた。理系の物理化学・地理選択だったため、生物や日本史・世界史など膨大な暗記量が必要なのに対して出題が1問や2問のため勉強効率が悪すぎる。出題されやすい時代とかも本には書いてあるので、時間がある人はやってもよいとは思うが、効率は悪いとは口を酸っぱくして言っておく。

⑥文章理解・資料解釈については、ほぼやる意味なし。
機械的な解き方がなく、毎回初見問題に挑むことになり、勉強の意味がないからである。ただし、123/456と105/401のどっちが大きいでしょうか!?のような、めちゃくちゃエッチな比較を大量にやらされるので、概算のやり方があるなら覚えておいて損はないかな。

使用した教材・勉強割合(国家総合職教養試験過去問500)

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