燻製マシン2号機~試行錯誤は楽しい~
晴天の二月末、ぼくは川沿いにいた。
高校の友達とひとまず集まり何しようかと話したら、天気も良いしなにか焼いて食べて運動しようとなり流れで燻製もすることにした。
燻製を自分で作るのは二回目だ。
一回目は昨年の秋にキャンプ場にて作った。
初めての燻製は難しかったが食べるまでの過程が楽しかったうえに美味しくできた。ただ、失敗点もあり次に生かしたいと考えてこのnoteというサービスに書き残した。
上の文章では燻製以外にもこのキャンプで思ったこと、良くしたいことを料理中心に書いており燻製はそのなかの一つとして書いてある。
燻製器
今回は前回のキャンプと違う点はなにも前もって道具や知識の準備ができなかったことだ。これは上に書いたように唐突に決まったので仕方ない。
持ってるものと100均でその場で買ったものを使って燻製器を作った。
どん!
Amazonのタイムセールで買った2000円の焚火台の中に、100均で買った五徳を入れて使い捨てのアルミ皿を乗っける。そして焚火台の上に使い捨てのアミを乗っける。ただそれだけだ。燻製器と呼べるようなしろものではないだろう。でも何とかなるだろうと期待できた。
アルミ皿の下に炭火を入れ、アルミ皿にスモークチップを入れる。(今回も桜)そしてアミに食材を置いて、段ボールでかぶせれば完成だ。
網とアルミ皿をはずすとこのようになる。
適当に構成したように見えるが実は前回の反省を踏まえた点が多々あるので後半にまとめる。
食材
そして今回の燻製にされる材料がこちら!
・うずらの水煮(出来合い)
・イカ(まるごと三杯)
・サーモン(刺身)
・プロセスチーズ(6Pのやつ)
前回と違い下準備からその場で行う必要があったため厄介だった。
うずらの卵は紙コップに出してそこに麺つゆを入れて1時間ほど放置。
イカはその場で100均の包丁を使って捌いて一口大にした。
イカを捌くのは小学校の佐渡行きの修学旅行以来だがなんとか墨袋や骨やくちばしを取ることに成功。意外と覚えているもので自分でもびびる。
そしてうずらの卵、イカ、サーモンをキッチンペーパーで挟んで数10分放置。
燻製を始めるまでに2時間くらいはかかってしまった。
やはりその場で決めるのでなくしっかり前準備をしておきたいところ。
燻製タイム
時間はかかったけで下準備をおえて
網の上に材料を投入する。
段ボールをかぶせて1時間ほど放置。
その間は友達とキャッチボールをして体を動かす。
100均のボールやフリスビーを投げあうだけでも楽しい。
大人が過ごす時間としてはあまりにローコストだ。
普段、走ったりジャンプなどしないので体が重いことを実感。
健康のためにも体を動かさないとなぁと思う歳となってしまった。
出来上がり
ほどよく疲れたところで段ボールをオープン!
なかなかよい色づきである。
薫りもしっかりとついて、程よく水分を失い最高な見た目である。
もちろん食べてみてもとても美味しい。口に入れた瞬間に薫りが鼻に抜けるし触感も味も素晴らしい。
前回あまり美味しくできなかったイカやサーモンも完ぺきに近い!
考察
前回のキャンプで初の燻製をしてみて
そこで得た教訓を今回は活かして前回と同じ材料で少し違う手順で作ってみた。
燻製器
構成は上に書いたが、
前回と大きく違うところは木材の形状である。
前回はスモークウッドに火をつけて煙をだして燻したけれど、出来上がったものをみるとなんだか熱量が少ない気がしたので
今回はスモークチップをしいて下から炭で炙るタイプにした。
火力はアップし上手く行ったので次回もこの方法でいきたい。
イカ、サーモン
前回はなんだか生臭さがあったため失敗したが今回は大成功だ!
生臭さの原因を熱量の不足と燻す前に水分が多かったことだと仮定して
燻す前にキッチンペーパーで挟み10分以上することで脱水したらうまくいった!失敗を活かして成功したので嬉しい。
うずらの卵
これは正直、そのまま食べても美味しいので失敗はなさそうであるが今回も上手くいったのでよかった。
今回は唐突にBBQすることになったために前もって味付けができなかったがその場で紙コップにめんつゆとうずらの卵の水煮を入れて1時間くらい放置してその場でこしらえたがしっかりと味がついた。
場当たり的に動いてもなんとかなるものである。
今回は全部美味しくできたので言うことなしだ。
今度もしまた行うなうとしたら
・燻製の木材の種類を変える
・一度に大量に作れる燻製器を作る
・燻製にしたことない食材を使う
・熱源を炭でなく固形燃料にする(火力が安定するかも)
っていうことを挑戦していきたい。
アウトドアで楽しむのはこのコロナ禍とマッチするのでこれからも色々とやってみたいな。
おまけ
燻製以外で作った料理、チキンのビア缶蒸し
今回も美味しくできてよかった。
使ったビールは新潟限定の”風味爽快ニシテ”
去年のキャンプはキリンラガーを使ったけどあまり味の変化は分からなかった。もっと薫りが違う地ビールなどつかったらどうなるのか気になる。