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【読書感想】『ディア・ファミリー』の原作『アトムの心臓』を大隅鹿屋病院CEが読んでみた!当院の植込型補助人工心臓業務も紹介!

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それでは記事本編をどうぞ!






映画『ディア・ファミリー』の原作『アトムの心臓』を臨床工学技士が読んでみた!

あらすじ

心臓疾患を抱えた娘は、医師から余命10年を宣告される。
町工場を営む筒井夫婦は、娘を救う術を探す。 日本のトップクラスの研究者や大学病院を訪ね歩き、「人工心臓を作るしかない」と決意。 その開発には、莫大な資金と技術力という大きな壁が立ちふさがっていた。 諦めなかった家族が紡いだ奇跡を描く傑作ノンフィクション。

紀伊國屋書店ウェブストアより引用

人工心臓とは?

植込型補助人工心臓(VAD: Ventricular Assist Device)は、心臓が十分に血液を全身に送り出せなくなった人に使われる医療機器です。特に心不全という、心臓のポンプ機能が低下した状態にある患者さんにとって重要です。

簡単に説明すると、心臓が弱くなって血液をうまく全身に届けられない場合、人工的にそのポンプ機能を補助するために使うのが補助人工心臓です。この機械は、患者さんの心臓の片方(主に左心室)や両方の働きをサポートするように設計されています。

『アトムの心臓』を読んで

生まれつきの心疾患を抱えた次女のために、自分たちで人工心臓を作ろうと考え、奔走した家族の実話です。
筒井宣政さんの学生時代から始まり、粘り強さの原点も知ることが出来ました。
妻、長女、開発を間近に見ていた研究者や医師たちの視点でも描かれています。

私は臨床工学技士ですが、日常で使っている機器や薬の開発に想いを馳せたことはあまりなかったですが、開発の裏にこんなにも壮絶な物語があるのかと考えさせられました。
世の中のどんなものにも、同じようにそれぞれの物語があるのだろうと思うと、社会は本当に多くの人の熱意で進んでいるのだと感じました。


大隅鹿屋病院CE科の植込型補助人工心臓(VAD)業務を紹介

実は鹿児島初の植込型補助人工心臓管理認定施設!

2016年より植込型補助人工心臓患者様を受け入れており、2017年5月より鹿児島県で初めて植込型補助人工心臓管理認定施設となりました。
心臓移植の待機日数は4~5年あり、その長い待機期間を自宅で安全に過ごせるよう、植込実施施設・移植施設と連携をとりながらVADチームでサポートさせていただいております。


さいごに

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