今日先輩から聞いた話し
下校中に母さんからLINEがきた。立ち止まって返事を返していると後ろから声をかけられた。
先輩「やぁ後輩。なんにしてるんだい?」
俺は少し焦った。今まで先輩とはあんまり関係を持ってないのにいきなり声をかけられてしまい
(なっ...なんだ?俺なにかやらかしたか!?)
と考えてしまった。
先輩「後輩よ。歩きスマホか?」
俺「い...いえ」
先輩「じゃあなにをしていたんだい?」
俺「母さんからLINEがきていたので返信していました...」
っと固くなってしまっていた。
先輩「なんだそんなことか。よかったよかった。歩きスマホは許せないよな?」
俺「確かにそうですね(・・;)」
俺「やはり歩きスマホはだめですよね(・・;)そういう悪いことする人はだめですよね。」
先輩「そうだよな!悪い奴はダメだよな!」
少しバスの時間大丈夫かな?とか思いながら歩いていた。
俺「いやぁ悪いことする人は悪いことが返ってくるし良いことした人には良い事が帰ってきますよね...だから悪い奴は滅びれば良いと思っております...(--;)」
先輩との関係を持つきっかけとなるのでは!?と思い先輩と愛想良く喋ろうと意識していたそのとき...!
先輩「いやぁそうとは限らないぞ。俺の昔の話しをしてやろう。」
むかしむかし...
俺の名は先輩だ。おっ!あんなところに万引きしようとしてる奴が居るぞ!捕らえてやる!
万引き犯は中学生くらいの少し汚れた服を着た子供だった。
捕まえてからこんなことを聞いた。
数年前の先輩「なんでこんなことをしたんだ?」
中学生「こっちきて...」
連れて来られた場所は路地裏の人が一切通らない様な場所だった。そこには小学生くらいの子供が数人居るではないか!
小学生「あっ!お兄ちゃん!」
俺はそこで全てを悟ったよ...その後はどうなったって?簡単な話さ中学生は少年院に行き小学生達は孤児院に行ったのさ...複雑の気分だよ...
現在
先輩「っていうことがあったんだ。」
俺「...」
俺「ハッピーエンドではないですね...」
先輩「ビターエンドかな?」
先輩「この経験で学んだことは」
人生楽しく生きる
先輩「ってことかな?」
俺は感謝の意を込めて
俺「なるほど...勉強になりました!」
先輩「お...おぉそんな固くならなくて良いぞ(--;)」
バス停に付いた頃には既にバスは着いていた。
先輩「おっ!ちょうどだな!よかったよかった!」
今回の教訓は【人生楽しんだ者勝ち】ということである。