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【私設図書館(仮)プロジェクト】『Stellaluna』を配架しました!
日本のどこかに、英語学習者が集える、洋書の多読図書館を作りたい!「私設図書館(仮)プロジェクト」。前回の『Sylvester and the MAGIC PEBBLE』に続いてもう一冊配架したのでご紹介します。
『Stellaluna』は、Janell Cannonによる1993年発表の絵本で、親子の絆、違いを受け入れること、そして友情をテーマにした感動的な物語です。美しいイラストと温かいメッセージが特徴で、世界中の子どもたちに愛されています。
ある夜、フルーツコウモリの赤ちゃん・ステラルーナは母親と一緒に飛んでいましたが、突然フクロウに襲われてしまいます。驚いたステラルーナは母親とはぐれ、夜の闇の中を落ちてしまいます。
必死にしがみついた枝の先には、鳥の巣がありました。そこには三羽のヒナがいました。鳥の母親は、見知らぬコウモリを警戒しながらも、自分の子どもたちと一緒に育てることにします。ただし、「鳥のように振る舞うこと」が条件でした。
ステラルーナは、昼間に寝ずに起きていること、果物ではなく虫を食べること、頭を上にして止まることなど、鳥の習慣に従おうとします。しかし、どうしても本来のコウモリらしい習性を抑えることができません。
ある日、偶然にも空を飛んでいたステラルーナは、本物のコウモリたちと再会します。そして、自分がコウモリであること、夜に飛び、果物を食べるのが自然な生き方であることを知ります。さらに母親とも再会し、ついに本当の家族のもとに帰ることができました。
しかし、鳥の兄弟たちとの絆は消えず、彼らは違いを超えて互いを大切にするのでした。
「自分のアイデンティティを見つけること」と「異なる存在との共存」を優しく伝える、そんな素敵な絵本です。
これで、私設図書館プロジェクトの蔵書数は273冊になりました!
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