こどもの日
このままだと、一生自分のこどもの日を祝うこと無いんだなぁと。
こどもの日は、こどもだった日でもあるわけで、そんなこどもだった僕にとって、今の僕の未来はどうなんだろう。
こどもの僕は、こどもだった今の僕をみてどう思うだろう。
当たり前にあることって、心配もしないわけで、想像もしてないのか。
例えば、空気が無くなるなんて思わないように、おそらくこどもの僕は、当たり前に結婚して、こどももいると思っていたのだろうな。というか、そんなこと考えることもなかった気がする。
それが段々とリアルになってきたときに、あれ?これはちょっとおかしいぞ?と気付いているにも関わらず、まぁまぁと流れるままに生きている。
多分このまま具体的になにか動かなければ、こどもの日は、この世に生きるこどもたちの幸福を願いながら、ちまきと柏餅を食べて終わることになる。
まぁ、それも悪くないかと思いつつ、心のもやもやみたいなものと一緒にちまきと柏餅を買いに行こう。
お店までの道を歩きながら、空に泳ぐ鯉のぼりを見ながら思う。
僕の恋のぼりはうまく泳げていないみたいだ。
違うか、泳ごうとしていないだけだな。