広島県教育長を告発市民団体よびかけ 談合疑惑で〜すべてがNになる〜
2023年2月2日【政治総合】
広島県教育委員会が平川理恵教育長と親交のあるNPO法人パンゲアと締結した委託事業をめぐり、新たに県内の有権者ら117人が1月31日、平川氏と関係職員らを刑事告発する告発状を広島地検に提出しました。
告発人は、広島市の市民団体「県教委『官製談合疑惑』をただす市民の会」の呼びかけに賛同した人たちで、告発者の合計は242人になります。
同事業は、県教委が委託した弁護士ら外部専門家による調査報告書で昨年12月、「官製談合防止法第8条に違反があった」と指摘されています。
県教委の事業ではこの他、大阪市の教育コンサルタント業「キャリアリンク」との不適切な関係や、学校図書室のリニューアル事業での疑惑が相次いで指摘されており、これら二つの事業とも、平川教育長と親しい間柄だということも報じられています。
共同代表の今谷賢二氏は「パンゲアだけでなくキャリアリンクや図書室のリニューアル疑惑など次々報道されて異常な事態だ」と批判し、もう一人の共同代表の田村和之広島大名誉教授は、平川教育長を任命した「湯崎英彦知事の責任も明らかにすべきだ」と訴えました。