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広島・官製談合疑惑調査費3000万円は不当 住民監査請求で意見陳述〜すべてがNになる〜

2023年3月31日【政治総合】

 広島県教育委員会と平川理恵教育長をめぐる「官製談合」疑惑で、違法性について外部の弁護士に依頼した調査費3000万円や平川氏が使った100万円を超えるタクシー代は違法・不当だとして、県民が申し立てた住民監査請求で29日、請求人陳述が行われました。

 請求人代表の田村和之広島大名誉教授ら4人が監査委員3人の前で意見陳述しました。

 田村氏は冒頭、監査委員1人が欠席したことについて遺憾を表明。県教委とNPO法人パンゲアとの契約6件(2650万円)に対し、それを上回る調査費3000万円の支出に、「おかしいのではないか」「平川教育長はなぜ辞めないのか」など寄せられた県民の声を紹介し「これが県民感覚だ。違法だけでなく、不当も含めた踏み込んだ判断を」と監査委員に迫りました。

 田村氏以外の請求人からは「(3000万円の支出は)自治法が定める、『最少の経費で最大の効果』の原則とは真反対の『最大の経費で最小の効果』を招くという違法な支出だ」「教育予算が削られている中、現場の教職員は節約に協力している。100万円のタクシー代支出に、みんな怒っている」と訴えました。

 監査委員からは、発言も質問も一切ありませんでした。

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