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酸の種類について(初歩)

酸の種類について大まかに説明します!


酸はpH7以下。水素イオンを多く出す物質です。

酸の定義

液体は水素イオンを多く出すものと、水酸化物イオンを多く出すものに分けられます。水素イオンを多くだすものを「酸性」と言い、pHは7以下になります。
飲み物は豆乳が中性をちょい超えるぐらいで、殆どが酸性、弱酸性です。ちなみに胃酸は1.0〜2.0で、強酸になります。

ネットから引用。飲み物の酸性

清掃に使われる酸は大きく分けて2つ。

「無機酸」

何かと何かが化合して化学反応でできる酸です。
塩酸や硝酸、硫酸などがあります。ホウ酸のように弱いものもあれば、硫酸のように危険なものもあります。
水に溶けやすく、金属と反応しやすいのが特徴です。硫酸を超える「超酸」というものがありますが使いみちはなさそうです。

「有機酸」

無機酸とは逆で、もともとある酸だと思ってください。炭素を含む有機化合物です。簡単に言うと酸性の有機化合物です。
クエン酸やスルファミン酸など。無機酸に比べて水中で解離しないのが特徴で、金属に反応しにくいのが特徴の1つでもあります。
食料品の酸味を出す成分から、無機酸近い強酸の物もあります。殆どがスルホン酸です。

それぞれに使い分けが必要なのが酸です。

「無機酸」→カルシウム汚れ

無機酸は主にカルシウム系の汚れの除去に向いています。マグネシウム系の汚れに効かないことはゼロではないですがあまり効果はありません。

「有機酸」→マグネシウム汚れ

有機酸はマグネシウム系の汚れの除去のとても効果的です。ヤケの症状が少なく、放置できますので時間との勝負である無機酸の速攻性はありませんが、放置して損傷させない利点は多くあります。
カルシウム系の汚れに効果がない場合もありますが、落ちる汚れもかなりあります。

そもそも水垢とは・・・・

垢とは・・・・身体や物にこびりついた汚れのことをさします。耳垢などが良い例で汚れという意味合いで使われます。

では、水垢は?

水の中には必須ミネラルの「カルシウム」と「マグネシウム」が入っています。
そのカルシウムやマグネシウムは何かと化合することで、それぞれ別の汚れになります。水垢とは「ただの石鹸カスや皮脂」「カルシウム系」「マグネシウム系」とそれぞれの汚れを包括した言い方になります。(詳しくは動画を御覧ください)

別々の汚れなので、使う酸もそれぞれ・・・

というわけで、別々の汚れ(大きく分けて水垢)なので、それぞれ酸を使い分ける必要があります。
是非、上手に酸を使い分けて汚れをしっかり落としてみてください。






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