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幽閉


書けなければ終わりなのに

頭がずっと考えるのを嫌がる

草木に心躍らなくなったことは絶望だ

愛は希望だと思っていたが、愛などないのだと知る

恋は酩酊である



ギリシャ神話の神々の話に、いかに親近相姦の多いことか…!

私が変なのだろう。気にするから駄目なんだ。

人間の本質は動物で、法に適合できず苦しむことは至極当然である。

衆…アメリカ合衆国。州ではないのは、人々の集まりを指すから。日本も衆の集まりでできており、鎖国前は国としての意識を持つ人は少なかったという。

慰め合うことは、その時は満たされるが、醒めた時にいつもの倍悲しい。これも絶望だ。

フィクションの中に閉じ込められた人たちの恋愛。これは希望だ。彼らには終わりがない。生きようという気になる。



現実を見るなんてできません。現実なんてものは、ないに等しいのです。全ては過去か未来かでできておるのです。そういえば、あの朝、高校の玄関で扉を開くのを待っておったのが、本当のことか分からない。そんなことあったのだろうか。あの時のことは、本当に自分が体験したことだろうか。誰がそれを証明できるんだろう。


冷たい金属の棒を触った時の安心感。丸く、手に収まる。大きな扉の、上から下まで伸びている取っ手を、両手で掴んだ。重い扉を全身の力を込めて押す。ガチャンという音と共に、かけた力が跳ね返ってきた。扉は閉まっていた………

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