アニメ「不滅のあなたへ シーズン2 第20話 最終回【時代の終わり】」感想
どうもOSOCHANです!
不滅のあなたへ シーズン2の
第20話「時代の終わり」を視聴しました!
ついに最終回を迎えてしまった!!!( ; ; )
なんてアニメなんですかぁ・・
この作品のテーマって凄いなぁ・・
突然ですが
私は死んだ後の世界や、
神やスピリチュアル的なものを
あまり信じていないです。
ぶっちゃけ、
その手の話をする人などについては
ちょっと距離を置きたくなる感じです。
だけど
この作品を通して
「あぁ、もし人の魂や死んだ後の世界があるなら・・
この不滅のあなたへのような考え方は素敵だなぁ」っと
素直に思いました。
今シリーズのエンディングはまさに、
そのような生死観を表現したかのような
映像の作り込みや神秘的な音楽が
ものすごく心を惹きつけました。
このエンディングをしっかりみたいがため、
本編が終わってもしっかり見入ってしまいます笑
製作陣の熱量が伝わりますね。
ほんと素晴らしい作品に出会えて感謝です!
本エピソードのみどころ
みんなとの食事、そして別れ
ノッカー達との闘いを終わらせ
レンリルを救ったフシ達は最後に食事を囲みます。
グーグーと久しぶりに作った料理はとても美味しそう!
皆んなワイワイと楽しく食事をしているなか、
「みんな誰かのために生きたけど、
「今度は自分のために生きないと」っとフシは言います。
それぞれの夢を聞きます。
だけどそれには平和である必要があり、
世界にまだいるノッカーを駆除する必要があると気づくフシ。
そのため、レンリルを救ったばかりだけど
またノッカーとの闘いに旅立つことをみんなに伝えるフシ。
フシのいない世界で大人になっても意味がないと
泣きじゃくるマーチ・・。
だが、フシの決意を強かった。
その瞬間、ミスターブラックが時を止めて
フシが旅立つ手助けをします。
ここでいう旅立つというのは、
フシが世界中に根をはり、そこから全神経を集中させるため、
自身の本体は椅子に座った状態で呼吸だけするような状態となります。
つまりは、フシ自身が世界に根付くという
なんとも神的な存在へとシフトします。
皆んなは悲しくもそれぞれ旅に立ちますが、
マーチだけはすでに抜け殻となったフシの元から離れません。
トナリもなかなかその場から離れられずにいます。
彼女は手に何やら薬を握っています。
その現場を訪れたハイロはすべてを察して、
トナリにこう言います。
「俺だけはこの中で唯一悪人になりきれる言い訳があります。
俺にできること。。」
っとトナリから薬を受け取ります。
そう、それは苦しまずに死ぬことができる薬であり、
絶対フシから離れないマーチに対して、
最後にできる優しさでありました。
フシがいない世界では生きれないマーチ。
最後はフシの足元で。。
その場でしずかに見守るグーグー。
「フシに怒られるなぁ・・」っと呟きます。
カハクの最後
フシの元を去り、ひとりとなったカハクは
大量の火薬を纏い、
反フシ派のベネット教本部へと向かいます。
嫌な予感しかしない・・笑
そこでベネット教の大教督サイリーラにこう言います。
「協力しましょうか?一緒に作りましょう。
悪を滅する地獄の炎を・・」っと。
カハクはすでに顔面半分がノッカーに侵食された
すごい状態で現れました。
そこから国中の鉄を集めるベネット教。
それを熱してドロドロに溶かした
巨大な溶鉱炉へとシーンは切り替わります。
「敵の巣にノコノコやってきて何のつもりだ?」
「貴様守護団というものをもうやめたのか?」
っと問うサイリーラ。
「辞めてなどいませんよ。」
「たとえ死んだとしても、ハヤセの血を受け継いだ一族が
私の意思を引き継いでくれるでしょう」っと、
溶鉱炉の近くまで歩くカハク。
サイリーラは
「ほう、それでは死にに来たんだなぁ?」っと
溶鉱炉へと突き飛ばす。
そこからカハクの回想シーン。
子供の頃のヤノメの長老達の集まり。
幼いカハクは左手とボール遊び。
だが、長老達はハヤセの唯一の子孫であるカハクが
「6代目にふさわしくない・・」
「男のあいつに何ができる・・」
「フシを手にいれるなど到底不可能だ・・」
っと。
それを知った幼いカハクは長老達に
「ふさわしくないが頑張る」っという事を訴えます。
長老のひとりが
「では一生をかけてそれを証明しなさい」
「フシに全てを捧げることを誓うのだ」っと。
カハクはついにそれを証明することができる
絶好のタイミングを得ました。
溶鉱炉にカハクは飛び込みます。
忍ばせた大量の火薬とともに。
溶鉱炉は大爆発を起こし、
ベネット教信者や、サイリーラを炎につつみ
施設を破壊することに成功しました。
カハクは最後に
「愛しています。フシ・・」っと言い散っていきます。
カハクの生い立ちはとても特殊で
呪われているっと言ってもいいかもしれません。
が、最後の最後までフシに対しての想いの強さに
グッとくるところがありました・・サイコパスだけど笑
フシは神的な存在になったのか
フシが世界中に根を張り、
そこから先は皆々それぞれの旅に立ちます。
あるものは普通の暮らしで老いて死ぬもの、
または体を壊して死ぬもの。
あと、ここからは宗教みたいだなぁっと思ったのが、
トナリがフシの伝説を本にまとめたり、
ハイロはそのトナリの本を布教させるために世界を巡ります。
そんなハイロは、最後は反フシ派に殺されるなど。
まるで宗教の成り立ちと似ているなぁっと思いました。
大樹とひとつになる世界観
カハクが死に。
そしてカハクに宿っていたノッカーもなくなり、
いままで奪われてきたもの全てを奪還したフシ。
全てを回収するまではボンは復活を拒否していたことから、
アイリスとチャボの元へ戻ったボン。
そしてボンはようやく平穏のある日常を取り戻します。
年月が経ち、王の右腕として役目を果たした老いたボンが
ベットのうえでその生涯を終わらせようとします。
そこへ世界中に根付いているフシの根がボンの手と絡みます。
「あぁ、フシ。一緒にいてくれるんだね」
「みんな悲しまないでね。僕は今からハッピーなところに行くんだ」
「そこにはみんなが継いでくれた世界があって、
みんなが継いでくれた人たちが待っている・・。」
「ありがとうね。皆んな。皆んなの顔忘れないから・・・・」
っと、大樹の中に魂が流れていくラストシーン。
アニメやマンガでこんなに生死観を考えさせられる作品は
手塚治虫のブッタ以来かも。。
こんなに感情を揺さぶられて、斬新な設定で
とにかくずっと面白い作品と出会えて
本当に感謝ですね!!!
どうやら3期もあるらしいのかなぁ?
現代編?マンガは未読なので、、もし3期があるなら
絶対アニメでも放送してもらいたいですね!
はぁ・・・この後は何を観ればいいのかぁ。。
不滅ロスにしばらくなりそうです笑
では、また違う作品でお会いしましょう!