今年の夏から秋にかけて、僕の中で大きな変化が起こった。僕という存在を一から見直す大きな出来事。それがなんだったかは、きっと想像に固くないだろう。書き残してはおかない。誰かに気を取られすぎて、どんどん自分が無くなっていく感覚。人生で一番自分が消えていく感じがした。もぬけの殻のようになった僕は、引き寄せられるようにある2冊の本を手に取った。それは串田孫一の「考えることについて」と、矢内原伊作の「人生の手帖」。2人の哲学者の文章には温かな眼差しが宿っていて、静かに僕の心の隙間を埋め
特に何もない日曜日、僕はダラダラと雑誌を読んだり本を読んだり、錆びつき始めた弦がなんともイマイチな音を出すギターをじゃーんと弾いて、寝っ転がってyoutubeやインスタなんかを見て過ごす。人生で最も無駄な時間を過ごしているように思える日曜日だが、時折父と僕しかいない時がある。今回はそのことについて、漠然と思っていたことを文にしてみようと思った。 日曜の昼ごろ、母や妹が出かけている時、僕は父と二人きりで家にいることがある。僕が出かけている時は、ご飯の用意を済ませなくていいから
本当に映画みたいなことが、 日本でも起きている。 新型コロナウイルスは 人間の醜さを表に引きずり出した。 政府の対応が遅い。 マスク2枚より現金を。 マスク2枚という結論が出るのが遅い。 もっと早く対応すれば。 企業がマスクの生産に協力。 政府には力がない。 ではあなたならどのような対応策をあげる? 具体策はどれぐらいあげられる? 政府は良くやっているよ。 こんな論争がどこもかしこも起こっている。 論争は、良いことだ。 まず考えている。考えることをやめたら、 ウイルス
先日スナックで山下達郎の RIDE ON TIMEを熱唱した。 予想以上に大盛り上がり。 どこのスナックに行ってもこれを 歌えば間違いなしだね。 夏の水平線を意識しながら、 ちょっと目線を高くあげて、何か遠くのものを 見据えてるなって感じ、ああ夏だ、俺は夏にいて、ギラギラ照りつける太陽の下で爽やかな汗をかきながら、大切な思い出の中にいる、未来は、まだ分からないけど、色々希望もあるし不安もあるけど、とにかく今を楽しもうぜという感じで、歌おう。 いい感じに声が通っていくし、気持
わあわあと、 ひしめく怒号、歓声の中で ひたすらに静かに流れている かつての洋楽。 デュランデュラン、ザ・スミス、マイケルジャクソン.. ある田舎のスナックにて。 女性たちはゆらゆらと口ずさむ。 私は新しい文化を発見した。 「過去はいつも、僕らに新しい」 そう教えてくれるんだ。
本を読むことによって 実生活にどう役立っていくか。 最初は単純に興味で 本を読んでいくのが正解だと思う。 面白いと思ったものを読むのは1番の基本だ。 次に、他の分野にも手を出してみる。 ミステリーだけでなくて純文学を。 ビジネス書だけでなくエッセイを。 そして最後に、読み方。 手当たり次第に本を読んでいくと 色々な価値観を知ることができる。 人間のもっと深いところにある心は、 素晴らしい文豪が解き明かしてきた。 人と人との会話だけでは気づくことができない、じっくり
半年前に手帳類図書室に行ってから、事あるごとにメモをとっている。書く内容はなんだってよくて、今日はローソンにお気に入りの女性店員が居たとか、あーあ、友達に嘘ついたとか、映画の感想とか、大したことは特に載っていない。けど見返すと面白いもので、あーこの時俺ってこういうこと思ってたのね、こういうことあったなとか、絶対あとで忘れること書いてあるんだよね。意外とメモを取ることは楽しい。 使っているメモ帳はロルバーン。久喜駅の本屋で買った赤色のMサイズがしっくりきて、それからは愛用して