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まんがガタガタ道9 憧れの錦友館

東京神保町、集英社からほど近い場所に錦友館というホテルがあった。ここは漫画家を閉じ込めて、締め切り前の原稿を描かせるという漫画家にとっては監禁部屋のイメージ。数多くの漫画家が担当編集者に拉致されて、ここで寝る事も許されず、ひたすら完成するまで閉じ込められ、脱走されないように窓には鉄条網も敷かれてたとの話も。

そこに私も行ってきましたw いやー、、憧れの錦友館!ここに泊まったらいっぱしの漫画家として認められたという事に(違!)

というか私から泊めさせてくれと担当にお願いしたんですけどね(^◇^;)。月刊連載のページ数は通常61ページ前後。この時は90ページの枚数をアップしなければならない。当時のアシスタントは1人。目白の6畳一間のボロアパートで作業するのは、ちょっとしんどい。と言う訳で数日間でしたが錦友館を体験してきました。

チェックインしてまずした事。、、、、風呂w

い、いやぁ、、アパートに風呂がないから、部屋に風呂があるのが嬉しくて、つい。部屋も12畳くらいあったかな。荷物だらけで狭い自分の部屋に比べると広い広い。そして食事が美味い!快適すぎるw

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ネットから拾ってきた画像です。このホテルに常時漫画家がカンヅメになり原稿を描いていました。ほとんどの人は締め切りに間に合わない大ピンチの漫画家ばかりで、助っ人アシスタントをかき集め、人海戦術で仕上げていくために利用されてました。そのためホテルには漫画家用の電気スタンドもちゃんと用意されており、もういたせりつくせりw

こんな中ウキウキと仕事して、担当と打ち合わせのために、アシスタントを残し外出。そこで事件は起こった。

小学館でほぼ同時に連載開始した先輩の来襲。私がいない時に原稿に落書き(^◇^;)

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これ、、、、、(^◇^;)

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なんか変なのがいるぞ!(T . T) しかも私が描いたモブをミスノンで消して、ご丁寧に上から描きやがった。いやぁ、、、油断した。でも直すのも面倒だし、いいやこのままでとコミックスにもこのまま収録されています。

ってか酷いなぁ、、この頃の絵は(^◇^;)。

錦友館はこの後、残念ながらなくなってしまいましたが、多くの漫画家たちに愛され、、え、え、、っと、、うん、愛されてましたよね。こちらもネットから拾ってきた画像です。

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ほら、血しぶきが飛びまくって愛されているw


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押山 雄一
漫画家志望者に向けた厳しい言葉を投げつけまくる内容のコラムが多いですが、厳しいプロの世界だからこそ甘い言葉は言いません。よかったら是非サポートお願いします。

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