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老若日記-その13-コロナ禍における高齢者について
コロナで経済の落ち込みを懸念して、政府がGo ToトラベルやGo Toイートを打ち出しましたね。
しかし気温が下がり始めた頃から、コロナ感染者数や重症患者の増加を受け、12月には65歳以上の方と基礎疾患のある方に対するGo Toトラベルの自粛要請が東京都知事小池都知事から発表されました。
(上記は執筆当時の情報です。12月16日現在、12月28日から2021年1月11日までの間、Go Toトラベルキャンペーンの利用を全国で一斉に停止すると政府から発表されています。)
確かに、冬を迎えて20、30代の若者の感染者数が多くなってきています。
そんな若者たちは、コロナにかかっても重症化するリスクは低く、2週間ホテルに缶詰にされるだけでしょう?
無症状の人だっているし、味覚・嗅覚障害によって食事の楽しみが減るくらいのリスクと捉え、外出している人もいるかと思います。
渋谷のスクランブル交差点には人が大勢テレビに映っていました。
そこでのインタビューでは、
「春の緊急事態宣言の時は緊張していたけど、なんかもう慣れてしまった。」
「周りにかかってる人いないから。」
と答える人もいました。
私は30代の女性です。そんな私が思うのは、
20、30代の人こそ自粛するべき。
そして、50歳以上の方にお金を使ってもらうべきだと考えます。
りそなグループのHPにこんな情報がありました。
出典:サラリーマンの平均年収はどれくらい?平均貯金額と賢い資産運用について解説https://www.resonabank.co.jp/kojin/toshin/column/column_toshin_0004.html
驚きました。
50歳〜59歳の貯金額は20、30代の倍以上あるんですよ。
所詮と言ってはなんですが、若者層が外出して、1日に使用できる金額はいくらですか?せいぜい数千円です。
タピオカ飲んで、ウインドウショッピングして、カフェでインスタ映えする写真を撮って、夜はコスパの良い居酒屋で済ませるのではないでしょうか。
確かに、若者の収入金額の範囲内でどう楽しもうと自由です、誰にも文句はつけられません。
ただ、このコロナ禍において、冷静に考えてみてください。
収入が減り事業が回らなくなったり、シングルマザーで生活が困窮したりして、自殺者が増えていることを。
私は、10、20代が利用しているTikTokをよく見るのですが、「#夜職」と付けて投稿している子がいます。
最初、キャバクラかな?と思っていたのですが、実際は風俗でした。
しかも、「#出稼ぎ」と共に新幹線のチケットと乗車風景の動画が上がっていました。
そう、彼女たちは地方へ泊まり込みで風俗業をしているのです。
私はゾッとしました。
そこまでの自己犠牲を払わねばならないほどお金に困窮しているなんて。
現に彼女たちの投稿には、帰りたい、バックれてしまいたいという内容が数多く投稿されています。
正直、国は本腰を入れることはないと思います。
これは主観になってしますのですが、国の人たちはコロナ禍において生活に困窮することはありません。
国民に嫌われない程度の施策をしていればいいのです。
1人10万円の給付金を配布した時も、
「みんな結局貯金に回して経済が回らなかった」
と半ばキレ気味に発言した政治家がいましたね。
Go Toの施策も
「各都道府県に判断を任せる」⇄「国が舵を取ってくれないと困る」
と、みんな責任のなすりつけ合いなのです。
結局、高齢者や基礎疾患のある人は自粛してくださいという中途半端な“お願い”。
これは企業に関しても同じことが言えると思っていて、社長は会社の全責任を負うのでその地位と収入を得ています。
なのに、責任を取らない肩書きを持っている中年がほとんど。
そして、12月に入って早々、国会はお休みに入りました。この緊急事態の最中に。人々が亡くなっている環境の中で・・・
彼らは、自分がコロナになった場合の病院が確保されていればいいのです。
年末に私たちの血税のボーナスがもらえればいいのです。
もはや税金で働いている人に私たちの将来は任せておけません。
この貯金額のデータを見る若者はどれだけいるでしょうか。
これを見たら私たちだって外出して遊びたい、ストレス溜まるもの!と大声で言えなくなるのではないでしょうか。
これは極論ですが、私たちはいかにして
高齢者が外出や散財できる環境を作れるか、
経済を回し、若者を困窮から脱却させられるかだと思っています。
そのために、
・高齢者が利用する外食産業や、旅行産業に必要最低限の若者の人材を配置する
・高齢者に向けた商品を開発し、単価を上げて販売する
といった施策を行うのはどうでしょう。
きっと多少高くても買うと思います。購入できる財産があるのだから。
そうすれば、若者の時給ももっと上がるかもしれません。
それ以外の人材は不要不急の外出は避けましょう。
そうです、今は高齢者の為に働く期間ではないかと思います。
それは、リアルだけでなくオンラインでも可能だと考えます。
例えば、高齢者施設から出られない人に関しては、オンラインで楽しめるコンテンツを用意し課金してもらう等、できることは多くなっています。
今は、レンタル彼女やレンタル彼氏という事業がありますが、もしかしたら今後、レンタル孫の需要が出てくるかもしれません。
私が高齢者になったら、寺田心くんの様な透明感抜群の可愛げのある孫をレンタルしたいですね。
もし、この施策を行うとしたら若者からの反発は大きいと思います。
私だって、外食してみんなと食事をしたい、カフェでのんびりしたい、カラオケで忘年会したいです。
ただ、自分の将来の為に今は我慢することが多くあります。
お金が回るってことは、そういうこと。
今の日本は資本主義なんですもの。
こんな日本が嫌ならば政治家になるしかない、私はそう思います。
若者の皆さん、お金が欲しければ外出を自粛しましょう。
私たちはオフラインでの楽しみをたくさん知っています。
今はオンライン産業を若者で盛り上げる時ではないでしょうか。
高齢者の皆さん、どうか安全な環境を作るので散財してください。
お金を回してください。皆さんの散財で救われる命があります。
日本の存続のためにも、子孫のためにも楽しい人生+散財をしていただきたいです。
というわけで、楽しい人生の情報があるかもしれない「おしるこ」を是非覗いてみてください。