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漢方入門書を読む前に読む記事②

Q:気血津液(水)とは
A:気=エネルギーや元気、血=血液や栄養、津液(水)=水分。で最初はOK


気血津液(水)とは何かを詳しく書くとそれだけで本が一冊かけるほどのテーマになるので極めて簡便に書くとこういう事になる。

気とは体にあるエネルギーで、足りなくなると、疲れ、だるさ、内臓機能低下、やる気が出ない等が出てくる。いわゆる元気不足である(これが気虚)
また体の隅々まで巡っていないとイライラ、不安感、移動性の痛み、火照り、胸の張り、お腹の張り等も出てくる(専門用語で気滞という)。

血は文字通り血液という意味も含んでいるが、栄養という意味も漢方では含まれている。足りなくなると爪が薄くなる、髪がぱさぱさになる、動悸、筋肉のけいれん、ふらつき、不眠、生理の出血が少ない等が出てくる(これが血虚)。
また隅々まで巡っていないと冷え、唇の色が悪い、夜に悪化する固定性の痛み、目のクマ、硬いしこり、肌荒れ等も出てくる(専門用語で瘀血という)。

津液(水)は血液以外の水分と良く言われている。足りなくなると皮膚や口の乾燥、ドライアイ、便が硬い等がある。
また巡っていないと浮腫み、めまい、鼻水、下痢、天気頭痛等が出てくる(専門用語で痰湿という)。

漢方の気血津液の過不足は2次的病理産物であり、原因は五臓(詳しくは次回)にある。五臓の機能が上手くいっていないのでバランスが崩れて、病気が発生するのである。

FB気血津液


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