漢方入門書を読む前に読む記事①
Q:漢方ってどんな医学なの
A:漢方とはバランスを整える医学である。
何で漢方が効くのか、そもそも漢方ってどういう医学なのか、と疑問を持つ人が多い。
結論から言うと『漢方とは崩れたバランスを元に戻していく医学』という事になる。
人間の体というのはよく出来ており、バランスが整うと勝手に治っていくのである。
専門用語では中庸という言葉があり(つまりは真ん中)、この状態が『バランスが取れていて健康な状態』という事を示している。
ここからバランスが崩れていくと病気や体調不良になっていくと考えられている。
バランスが崩れるというのも大きく分けると2種類ある。
『実証』という過剰な状態と『虚証』という足りない状態だ。
実証という過剰な状態なら少なくしていく対応をし、虚証という足りない状態なら増やしていく治療をしていく。
では何が足りなくなり、過剰になっていくのか。
それは『気』『血』『水(津液)』の3つである。
(気血水の3つについては次の記事で)
この気血水が多くもなく少なくもなく、身体全体を巡っているのが健康の状態という事である。
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